このページでは保育士の退職理由についてご紹介しています

保育士が現在の職場を辞める時は退職理由を正直に言うべき?【転職】

保育士の退職理由とは

保育士という仕事が大好きであっても人間関係をうまく構築できなかったり、保育園の方針が自分に合わないとストレスに感じてしまいますよね。

そういった場合は環境を変える事が一番の特効薬です。

もし退職という道を選んだのなら、現職の人事担当者や転職先への面接で必ず退職理由を伝える必要があります。

なんらかのストレスがあって保育士を辞めた方にとっては正直に伝えていいのか迷いますよね。

保育士で転職を希望されている方向けに退職理由についてまとめました。

退職理由は正直に話しましょう

転職関連のサイトを見てみると「退職理由は本当の事を話さずに、できるだけポジティブな事を話しましょう」といったようなアドバイスをよく見かけます。

それは退職する職場、また転職時の面接において慰留することを避ける事や印象をよくするためとの事ですが、誤解やミスマッチが生む原因となりますので本当を事を話しましょう。

退職する予定の職場に退職理由をしっかりと説明する事で、保育園側が改善してくれるような事があれば退職せずに快適に勤務を継続できる可能性があるからです。

また、転職活動の面接においてもあなたが実際に何に対してストレスを感じるのかが保育園側で把握できれば、保育園があなたに期待することとあなたが保育園に望む事の理解度がお互い深まり、採用後に同じ不満がでることはないでしょう。

退職理由は言葉を選ぶ必要がありますが、本当の事を隠す必要はありません。

しっかりと自分の気持ちを相手に伝えましょう

保育士の主な退職理由と現職の人事担当者への伝え方

保育士の主な退職理由と現職の人事担当に対してどのように伝えるべきかをご紹介します。

人間関係の問題

同僚や上司の他に子供や保護者とも密に関わっていく保育士は人間関係に悩む人が多いです。

人間関係と言っても誰と上手くいっていなかったかで伝え方が変わってきます。

上司の関係が理由の場合

上司との関係が上手く言ってなかった場合、その上司に退職理由を告げるシチュエーションも考えられ、とても伝えにくい状況になることが予想されます。

しかし、人としての好き嫌いを伝える必要はなく、上司の方針と自分の方針が違う事をきちんと説明すれば大丈夫です。

考え方の良し悪しについて議論するのではなく、考えの違いを伝えましょう。

ただしパワハラやセクハラが退職理由となる場合は論外です。はっきりと相手を拒絶して然るべきところに相談してください。

とても伝えにくいと思うけどがんばって

同僚との関係が理由の場合

まずは相談ベースで上司に伝えることが先決です。

そこで解決案がなく、今後の勤務において同じ状況が続くのであれば退職の旨を伝えましょう。

保護者や子供との関係が理由の場合

保護者や子供との関係が上手くいかない部分があるのは難しい問題です。

ほとんどの場合、お互いに落ち度がなく相性の問題であることがほとんどであるためです。

そういった部分で頻繁にストレスに感じているのであれば保育士として今後も続けていくことは難しいかもしれません。

この問題に関しては深く自分に保育の現場が向いているのかどうかをしっかり考えた上で結論をだして、ありのままを伝えましょう。

人には向き不向きがあるのでどんな結論であっても落ち込む必要はありません

結婚・出産

保育士は女性が多いので結婚・出産も退職理由としては多く一般的です。

これを伝えて嫌な顔する人はいませんが、退職時期に関してはなるべく迷惑のかからないタイミングを考えましょう。

体調不良・病気

体調を崩しては勤務を続けていくのは無理です。

なによりも健康が大事なので退職時期に関してもあなたの健康を優先し、できるだけ早く退職できるよう伝えましょう。

給料が低い

保育士はやりがいがあり、社会にも貢献できる素晴らしい職業ですが、あなた自身の生活の事も大事です。

お金の話をすることを苦手な人は多いですが、大事なことなのでしっかりと伝えましょう。

もし、あなたの実績をきちんと説明することができれば待遇改善の打診もあるかもしれません。

給料を理由に転職することは全然真っ当な理由です。

労働時間が長い

通常は正規職員であればフルタイム8時間が普通ですが、残業が多く自分の時間がとれないような職場もあります。

残業ありきの職場であれば慣習になっているところが多く、正直改善はかなり難しいので交渉の余地はないでしょう。

ただ、「残業がしたくない」と伝えてしまうとカドが立ってしまうので、自分のライフスタイルにこの職場が合わない事を伝えましょう。

面接時における退職理由の伝え方

面接の時も現職の人事担当者に伝える時と同じように正直に伝えてもいいですが、退職理由を話した後は転職後にどのようにしていくかも合わせて伝えましょう。

退職理由の説明例

上司との人間関係が退職理由だった場合の例とともに解説していきます。

上司との人間関係が退職理由の例

「前職では上司の○○という方針に疑問を感じ、私は○○のようにしたらいいのではないかと意見を伝えました。上司からは○○という返答があったため私も〇〇を行いできるだけのことをしましたが、最終的には私は○○という方針で保育園を運営していきたいと思ったため退職を決意しました。」

人間関係においては明らかなパワハラなどでない限り、どちらの意見が正しいかは論点ではありません。

あくまで論点は考え方の違いであり、その考えの違いに対して自分がどのような行動をとり、その行動をもってしても考えの違いを埋めることができなかった、というストーリーを具体的に伝えましょう。

ただ、これで終わってしまうと自分の考えを譲らない頑固なイメージがついてしまう可能性もあります。

そうならないために自分の保育方針を新たな環境でどのように反映させていくか説明しましょう。

ポイントは自分の保育方針はしっかり持っているが、環境によって柔軟に思考と行動を変化させる事ができ、協調性をもって業務に取り組める人物であることを面接官に知ってもらう事です。

他の退職理由にも応用できるよ。

例えば待遇が理由で退職した場合は、自分の働き方やスキルに対して給料が適正ではないという事を具体的に説明する形です。

保育士の退職理由についてのまとめ

退職理由とはネガティブにとらえてしまう人が多く伝えにくいものですが、退職理由をきちんと伝えることでお互いの認識の齟齬をなくし、快適に働くことができるようになる可能性が高まります。

嘘をついて新たな職場に就職できたとしても同じ理由で辞めることになったら元も子もありません。

いい環境で働くためにも退職理由はしっかりと偽り無く具体的に伝えましょう!

Back to Top