このページでは他の業種に転職する事のメリットやデメリットを紹介しています

保育士の資格と経験を活かして、他の業種に転職するには?具体的な転職先もご紹介

こんにちは、現役の保育士ライター、さくらです

転職を考える背景には様々な理由があります。

保育士としての自分のキャリアに将来性が見えない、保育業界とは別の世界で新しいキャリアをスタートさせたいなど、全く別の業種を選択する人もいることでしょう。

他の業種への転職は難しいのでしょうか?

保育士が他の業種への転職をするポイントについてご紹介します。

他の業種に転職するメリットは?

保育士から他の業種に転職するメリットはたくさんあります。

もし保育士としての現在の仕事や職場に満足できなかったり、ストレスを感じたりしている場合、環境を変えて新天地でスタートさせることだけでもそれは大きなメリットとなりますよね。

違う職種に挑戦するということは簡単なことではないばかりか、転職するまでにたくさんの労力が必要です。

一歩を踏み出すことは勇気がいることですが、他の業種への転職のメリットとしては下記のようなものがあります。

  • 新しいスキルを身につけることができる
  • 労働環境を選ぶことができる
  • 保育士としての経験を活かして活躍できる場所もある
  • 待遇がよくなる可能性がある
他の業種への転職ではたくさんのメリットがあるのね

他の業種への転職に伴うデメリット

違う世界に飛び込むことにはメリットもありますが、デメリットもつきものです。

デメリットについてもよく考慮した上で、他の業種への転職を考えていきましょう。

デメリットは次のとおりです。

即戦力としての強みがない

社会人としての経験はあっても、その分野での経験がなかったり経験値が低かったりしては、即戦力とはなりません。

転職の場合に求められるのは、即戦力です。

他の業種への転職は、これまでの経験を十分に活かすことができないことがデメリットとなります。

金銭面での待遇が下がることもある

同業種での経験がある場合、これまでの経験が考慮されて上で待遇が決まることが多いです。

そのため、場合によっては待遇がよくなることもあります。

しかし、違う業種からの転職の場合、経験がないために、保育士としてのこれまでの経験を考慮して待遇が決まることは少ないと言えるでしょう、

他の業種の転職先で活きる、保育士のスキルは?

保育士が身につける能力の一つに、子どもから保護者まで幅広い年齢層に対応できるコミュニケーション能力があります。

まだ言葉でのコミュニケーションができない乳児の欲求を、泣き声や身振りや手ぶり、態度などから読み取って快適に生活できるように援助する能力を身につけます。

また保育士は、保護者の様々な要望・要求を受け止めて対応するスキル、保護者が満足のいくような対応やサービスの提供を含む顧客サービス的なスキルも身につけなくてはいけません。

このような保育士が持つスキルは次のような他の業種の転職先でも活かすことができます。

  • 老人養護施設
  • サービス業
  • 公共サービス機関
経験を活かして働ける他の業種もあります!

保育士経験を活かせる他の業種の転職先

保育ママ

乳幼児を保育するということでは、保育園や認定こども園に勤務する保育士と大きな違いはありません。

保育ママは、自宅で行える小規模保育です。

保育園という大きな集団で学んだ保育は、少人数の保育で必ず活きてきます。

学童保育支援員

学童保育支援員も、保育士としての経験を十分に発揮することができる職業です。

小学校低学年の児童が主な対象となる学童保育は、遊びのコーディネートや学習支援など子どもとのかかわりが中心になります。

保育士資格や教員免許を持っている人は優遇されるなどのメリットがあるので、保育士経験があることは強みになるでしょう。

ピアノ教室講師・リトミック教室講師

ピアノが得意な保育士は、ピアノ講師やリトミック講師として活躍することもできます。

保育士は子どもの特性を熟知しているので、子どもの興味をうまく引き付けて、楽しいレッスンを行うことができるでしょう。

保育士資格を持っていることは、保護者からの信頼を得やすくなります。

幼児教室講師

知育や能力開発などが目的の幼児教室はたくさんあります。

幼児英語教室などの語学系のおけいこごとも人気の幼児教室です。

幼児教室の講師の求人は、保育士資格または幼稚園教諭免許を持っている人を募集していることが多く、資格と経験を活かすことができます。

スイミングインストラクター・幼児体操教室インストラクター

運動系のおけいこごとでも、保育士資格を持っていると有利になります。

インストラクターとして、水泳や体操など、その分野の知識やスキルがあることはもちろん必要です。

それだけではなく、保育士資格を持ち子どもの身体的発達の特徴についての知識があることは、発達段階にあった適切なレッスンをすることができるというメリットがあります。

まとめ

他の業種への転職は、全く違う世界へ飛び込むための勇気とたくさんの労力が必要です。

けれども、保育士として身につけた知識やスキルを活かして、新天地で活躍することができます。

また、全く違った分野で新しいスキルを学び、自分の新たな可能性をひきだすことができるメリットもあります。

保育士としての経験を活かせる職場はたくさんあるので、他の業種への転職のハードルはそう高くはないでしょう。

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