保育士が転職に失敗しないためにはどんなことに気を付ければいい?

こんな職場だったら前の職場のほうがよかった、転職しなければよかった…せっかく思い切って転職したのに、こんな風に失敗してしまうことは避けたいものです。
保育士として転職に失敗しないためにはどんなことに気をつければよいのでしょうか。
転職には守るべき最低限のマナーがある
転職をするからには「絶対に失敗したくない」とは誰もが思うことでしょう。
今の職場で不満に思っていること、改善したいことを転職先では解消したいと思いますよね。
ただ、転職とは思っている以上に心身のエネルギ-を奪われるものです。
転職活動は計画的に行わないと自分自身も混乱するだけでなく失敗するリスクも高くなります。
転職活動に気を取られ、仕事ではミスを連発、職場の人に迷惑をかけまくった挙句に「辞めます」では、社会人として失格です。
どこかからそんな非常識な行動が新しい職場の人に伝わってしまい、よくない評判が立ってしまう可能性もないとは言えません。
立つ鳥跡を濁さず、ではありませんが、できるだけ職場に迷惑をかけずに退職することは、転職する際に守るべき最低限のマナーです。
いくら条件のよい職場に転職できたとしても、前の職場に多大な迷惑をかけた転職は後味も悪く、結果的には失敗、かつ社会人としてマナー違反と言わざるを得ないでしょう。
保育士の転職には時期とタイミングが大切
保育園は4月が新年度、翌年3月が年度末というサイクルで動いています。
転職活動をする上で、このサイクルを理解しておくことはとても重要なポイントです。
新年度に向けてのスタッフ採用は次年度の年間計画がだいたい定まる秋頃から始まります。
このタイミングを逃さずに転職活動を開始すれば、豊富な求人情報から自分に合った園が見つかる可能性が高くなるでしょう。
逆にここを逃すと一気に出遅れてしまうので注意が必要です。
転職の面接では今の職場はいつ退職できるか、いつからこちらで働き始められるか、ということを必ず聞かれます。
急な欠員などにより即戦力となる人を採用したい場合は、すぐに働き始められる保育士が優先的に採用されることになるでしょう。
逆に、次年度に向けての採用であれば、すぐに転職したくても採用されてから新しい職場で働き出すまでに、少し期間が空いてしまうこともあります。
条件がよく魅力的な園であっても、働きだせる時期がマッチしないとなかなか採用にはつながりません。
今すぐにでも転職したい!と切羽詰まっているのでなければ、時期とタイミングをよく見計らった上で転職活動を行うとよいでしょう。
失敗しない転職はいかにして情報を集められるかがカギ
転職を成功させられるかどうかは、いかにして有益な情報を集められるかにかかってきます。
転職に失敗してしまった人からは、「もう少し転職先の情報をきちんと調べておけばよかった」「後からもっとよい条件の園が出てきて後悔した」など、情報の不足が転職の失敗につながったという話をよく聞きます。
私も1回目の転職は、どうやって情報を集めればよいか分からず、転職した先が思っていたような職場とだいぶ違っていて結果的に失敗してしまいました。
2回目の転職はその失敗を踏まえてしっかりと情報収集をしたり、複数の転職先を比較検討してそのメリット、デメリットなどを冷静に分析する余裕があったので、納得のいく転職ができました。
人手不足の保育士業界において、求人情報は次から次へと新しいものが出てくるため、ご縁とタイミングによる部分も確かにあります。
ここしかない!という出会いがあればラッキーですが、なかなかピンとくる求人に巡り合えず悩んでしまうこともあるかもしれません。
そんな中でも諦めずにできる限りの情報を集め、冷静に比較検討することは転職活動において重要なポイントです。
保育士として転職に失敗しないために
せっかく転職するからには誰でも失敗は避けたいものです。
転職してしまってから「こんなはずじゃなかった。もっときちんと情報収集をしておくべきだった!」と後悔してもすぐにやり直す訳にはいきません。
ここが転職の辛いところです。
仕事をしながら行う転職活動は情報収集に割ける時間が限られてしまうため、効率よくやらないと情報不足になってしまい、結果的に転職に失敗してしまうリスクが高くなります。
転職に失敗しないためには、いかに効率よく質の良い情報を集められるかにかかっています。
そのためには転職サイトを利用するのもおススメです。
幅広い職種を扱う総合転職サイトは保育士以外の仕事も考えている人に適しています。
結果的に保育士の仕事を選んだとしても、一度広い視野にたって保育士という仕事を客観的に見てみることもいい経験です。
転職後も保育士と決めている場合には保育士専門の転職・求人サイトを利用すると、ピンポイントの情報を効率よく得られる上に、元保育士のコンサルタントから経験に基づいた的確なアドバイスなどがもらえるので、転職に失敗するリスクが低くなります。