【事実】保育士が年収をアップさせるには転職が1番効果的


保育士は給料が低いからと、一般的に言われていることを鵜呑みにしてはいけません。
実は今、保育士の年収は国を挙げて改善に向け動きつつあるからです。
需要の高さから見ても、これからもっと保育士の待遇は改善されていく可能性がありますし、実際キャリアアップの仕組みが整っているところや、認定こども園など比較的年収が高い施設も存在します。
年収UPを目指すなら現在の職場で交渉を行うよりも転職するのが最も効果的です。どこも同じだからと諦めず、転職で年収アップを目指してみてください。
この記事の目次
自治体によって給与の上乗せ施策や保育士への待遇が変わってくる
保育士で転職を考えている人は、まず年収がアップできるかどうかという点を気にする人もいることでしょう。
私もずっと低い給料で全く昇給せず、それに疑問を感じて別の地域への転職を決意しました。
求人募集を見てもどこも変わらないなと感じていたら、思い切って他の地域を探してみてください。
もちろん、他の地域に移動できることが条件にはなりますが、地域によって時給や月額給与などに違いがあるので、年収をアップさせたい人は他の地域も視野に入れたほうがいいのです。
求人募集自体の時給や給与も地域で違いますが、一番の違いは自治体の政策です。
特に待機児童が多いとされている自治体では、その対策のために保育士の給与上乗せ政策がとられていることが多いです。
国としても保育士給与の上乗せを打ち出しているので、今が保育士転職の最大のチャンスです。
制度の恩恵は保育士の給与の上乗せだけではなく、住居費を出してくれるなど自治体によりさまざまな政策を打ち出しています。
保育施設もそれに合わせて新しい募集内容を作っているので、転職で年収アップが狙える可能性は十分あります。
キャリアアップで保育士の年収を上げていくには
保育士でも一般の企業の人でも、年収は役職が上がっていくたびにアップしていきます。
保育士の給料が低いと言われているのは、保育士の年収自体というよりもキャリア形成が企業のように上手くできないという点が挙げられます。
つまり、保育士でもキャリアに応じた給与アップをしてもらえれば年収が改善されていくわけですが、これに関しては政府が保育士のキャリアアップ制度を導入して処遇改善を図っています。
古い考え方の残る保育園ではなかなか昇給制度の改善が難しいかもしれませんが、保育士の昇給を能力や役職に応じてできるようにしているところもあります。
将来は園長を目指したい、専門リーダーや副主任保育士になりたいなど目指すキャリアに応じてステップアップできるので、昇給制度が整っているかどうか確認して転職するようにしましょう。
長く働いていればそれだけ責任はついてくるのに、いつまでたってもお給料が変わらないままでは生活がキツイ状態から抜け出せませんから。
最初に給与の高い状態で入っていても、能力に応じてや役職に応じてではないとしたら、それがいつ減給されるのか分かりません。
職員同士の不和にもつながって、低い給与で雇われている保育士はやめていき、業務がキツくなるなどデメリットはあります。
やはり実力に応じてお給料が決まるのが一番です。実力があれば同僚など周りの方も納得してくれます。
どちらかというと正当な昇給制度があったほうが、より保育士としてのキャリアを形成できて自信を持って正当な給料をもらえるので、時給や年収の高さも大切ですが保育施設の制度に注目してみてください。
認定こども園や幼稚園で年収の高いところを狙うなら保育教諭を目指す
キャリアを広げて年収をアップする方法に、保育教諭になるという方法があります。
ただし、保育教諭だからと言って極端に保育士よりも年収が高くなるということはなく、若干高い程度です。
では保育教諭になると何が年収アップに直接つながるかというと、選べる職場の幅が広くなるという点です。
保育園だけではなく認定こども園などでも大いに活躍でき、幼稚園に勤務することも可能になります。
もちろん、保育教諭になるためには保育士の資格と幼稚園教諭の両方の資格が必要なので、保育教諭として転職するためにはまず資格を保有することが必要です。
優遇措置があるところでは、その制度を利用してキャリアアップを図ることができる場合もあります。
既存の幼稚園も今は認定こども園となりつつあり、求められる人材も幼稚園と保育園の機能両方に対応できる人物となっているところがあります。
より年収の高いところを目指すのであれば、保育教諭として活躍する道も視野に入れてみてください。
保育教諭として主に活躍できる認定こども園ですが、求人募集が常に出されているわけではなく、より限定的になります。
機会を逃さないためにも、求人募集は常にチェックしておいた方がいいでしょう。
非公開求人にしているところもあるので、そのような求人も探せる転職会社を利用したほうが、より効率よく年収のいいところを見つけられます。
働き方や施設の違いが大きいので、より情報を細かく教えてくれるところを見つけることが大切です。
転職で年収を上げることはできる!
年収をアップしたいのなら転職が一番の早道です。その際には下記のことを念頭におくことでより確実に年収アップにつながる職場を見つけることができます。
- 違う自治体の保育施設も検討する
- 現在の給料だけでなく納得できる昇給制度があるところを選ぶ
- 保育経論など職種の幅を広げてみる
保育士は給料が低いと言われていますが、国の施策やニーズの高さにより給料の低さは変化しつつあります。
ただ、保育施設によって実施しているところもあれば、制度があまり活用されていないところもあるので、各自治体や施設の施策をよく見ておくことが必要です。
直接的な給与の高さだけではなく、キャリアアップできるかどうかも大切です。
昇給制度があるかどうか、保育教諭になって給与のより高い認定こども園で活躍できるようにするなど、自分のキャリア形成も考えながら転職先を決めていきましょう。