保育士の面接の対策をご紹介。面接官がチェックするポイントは?


しっかり準備すれば転職・就職のための面接も怖くありません。
転職コンサルタントの意見を聞きながら面接対策のためのポイントをまとめました。
面接前に保育園の事前調査をしよう
面接する前に保育園の事をしっかりと事前調査をしましょう。
その保育園で働きたいから応募したのに、応募した保育園の事を何も知らないのは単純におかしいですよね?
保育園の方針や1日のスケジュールは公開しているところが多いので、そういった事を把握しているだけで面接の受け答えがスムーズになります。
なぜこの保育園を選んだのかという質問を受けたとしても保育園の特徴をスラスラっと言うことができれば説明することも難しくありません。
最低でも採用担当者の名前は覚えておきましょうね。

面接時の服装や持ち物
面接時の服装や持ち物や持ち物についてのキーワードは「清潔感」です。
面接時の服装
保育園ではスーツを来て仕事をすることはなく、保育士は普段エプロンやジャージなどを着用しています。
しかし、面接時には他の職業の面接と同じようにスーツを着ていくのが無難です。
社会人として面接という場にスーツを着ていくのは基本的なマナーの1つであるためです。
また、スーツを着ると比較的しっかりとしているというイメージを持たれる事が多いので、第一印象が重要な面接においても有利に働きます。
もし、先方から「スーツじゃなくてもいいですよ」という指示があった場合はあまりカジュアルすぎない清潔感のある服装を心がけましょう。
また、髪やメイクもあまり派手にしない方が面接官の印象はいいので気をつけましょう。

面接時の持ち物
面接時に持っていく物は履歴書、職務経歴書、筆記用具、メモ帳があればいいですが、面接に向かう前に事前に準備しておくと便利なものもあります。
- 求人情報や保育園の情報をスマホなどに保存
- 面接場所までの経路や所要時間を確認
- 保育園、または担当者の連絡先を控える
これらを準備しておけば事前準備は万端です。
面接官がチェックするポイント
面接官がどこに気をつけて面接を行っているかがわかれば対策することができ、落ち着いて自己PRをすることができます。
面接官が実際に注目しているポイントは大きく分けて3つです。
人柄・印象
明るい性格で笑顔が絶えない人と話しているとこっちまで元気になってきますよね。
そういった人と一緒に働きたいと思うのは面接官のみならず人として当然の感情です。
面接中は笑顔を絶やさず明るくハキハキと受け答えしましょう。
保育士になりたいという情熱
保育士の仕事は楽しいことばかりではなく、辛い時に頑張れるの人は仕事に対する情熱を持っている人です。
そういった人材に保育園は勤務してほしいと思っています。
情熱というと抽象的のように感じますが、具体的にいうと保育士になってからの目標をしっかりと持っている人は情熱があると判断されます。
保育士になって子供たちの面倒をみることで積極的に社会にとって有意義な事を行っていきたい等、具体的な目標を語る事であなたの情熱をアピールできます。
経験・知識・スキル
これまで保育士として勤務していたのであれば、その経験を元にどういった働き方ができるかを確認したいと面接官は思っています。
ピアノや歌、子供たちとのコミュニケーションや書類作成のスキルを余す事なくアピールしましょう。
ただし、保育園によって運営方針が違うので、前職の保育園の方針とは違った場合、柔軟に対応できる事もしっかりと伝えましょう。

面接官からの質問内容
面接官によって質問内容は変わりますが、一般的に応募者から聞きたい事というのは共通している部分も多いです。
そういった一般的に多くの面接官が質問するであろう3つの質問についてご紹介します。
志望動機
志望動機は面接時の質問において定番中の定番ですので、面接前には必ず回答を用意しておきましょう。
正直に家から近い、待遇が良いなどという回答もありだとは思うのですが、応募した保育園の方針に共感した事を伝えるのがいいですね。
例えば、保育園の方針が「子供の立場に立って考えてサポートする」ということであれば、「私は普段から子供の立場に立って子供たちと接することを心がけており、それが保育園の方針と合致していたため応募しました」みたいな感じですね。
追加で具体的に子供たちの立場に立ってどのような事をしたのかを言えれば完璧です。
志望動機を考えるというのは難しいイメージがありますが、自分と保育園との共通点を探すと考えればそれほど難しく感じないのではないでしょうか。

退職理由
転職での応募者に対しては退職理由についての質問がくる可能性が高いです。
退職理由や転職したい理由については私は正直に話していいと思っています。
よくあるアドバイスで本当の退職理由がネガティブなものであってもポジティブな理由を用意しましょうというものがあるのですが、無理やりポジティブな理由を用意して、それによって採用されたとしてもうまくいかない可能性があります。
退職理由として人間関係や仕事内容などの理由が一般的なのは保育園側としても知って然るべきですし、それらを考慮できない保育園であればいい職場とは言えません。
採用される事だけを目的とするのであれば退職理由をポジティブなものにした方がいいのかもしれませんが、保育園側があなたを見ていると同時にあなたもまた保育園側をよく見る必要があります。
とは言っても「あの人が生理的に嫌いで辞めました」のような理由だとさすがダメですが(笑)
しっかりとした退職理由があるのであれば、それを正直に伝えて採用された後にお互いギャップがないようにしましょう。

なぜ保育の仕事を選んだのか
保育の仕事を選んだ理由を聞く理由はあなたの熱意を知りたいからです。
子供が好きという理由しかない・・・と考えている方でもなぜ子供が好きなのか、なぜ子供と仕事で関わっていきたいのかをじっくり考えれば自ずと答えはでてきます。
面接官に印象が残るように等と背伸びする必要はありません。
子供と関わっていくことで感動したことや影響されたことをそのまま正直に話せばあなたの保育の仕事に対する熱意は伝わりますよ。

面接の対策まとめ
保育園との面接は面接官があなたの採用の可否を判断しますが、あなたも今後、勤務するかもしれない保育園がどういったところなのかを判断する必要があります。
一見、採用の可否を決める面接官の方がパワーバランスが上に感じてしまいますが、面接はあくまでマッチングしているかどうかを判断する場に過ぎず立場は対等です。
ですから、明るくハキハキと返答し礼儀をしっかりとすることは重要ですが、採用されるためのテクニックとして嘘をついたり大袈裟に話す必要はありません。
面接なのでどうしても緊張してしまうかもしれませんが、落ち着いて自分の考えをしっかりと伝えていきましょう。
ちなみに保育士専門の転職サイトの保育士バンクで無料登録すると専任の転職コンサルタントが相談にのってくれたり、面接まで同行してくれたりするのでこういったサービスを利用するのも1つの手です。
