保育士が教える!働きやすい保育園の探し方【転職・就職】


これから保育士になる方、そして転職を検討している方はどのようによい保育園を探していますか?
「ちゃんと周りの人に馴染めるかな」「保育園の保育方針はどうなんだろう」など不安なこともたくさんあることでしょう。
長く、楽しく仕事を続けるには、働きやすい保育園を選ぶことが大事になってきます。
ここでは働きやすい保育園のポイントと探す方法を紹介したいと思います。
働きやすい保育園探しのポイント
働きやすい保育園と一言でいっても中々ピンとこないと思います。
働きやすい保育園のポイントを具体的にいうと・・・
- 保育観が同じか、方向性が一緒であるところ
- 人間関係が良いところ
- 給料や待遇が良いところ
という3つに絞ることができます。
それでは早速これらのポイントにあった保育園の探し方をご紹介していきます。
働きやすい保育園を探す方法
気になった園の情報を調べる
毎年1月になると保育園の求人情報はたくさん出てきます。
就職するころに求人情報を見て園を探す方が多いかと思いますが、求人情報は就職を考え始めた時から気を付けてみてみましょう。
毎年求人を出していたり常に求人を出したりしている園は、人の入れ替わりが激しいという事です。
人の入れ替わりが激しいという事は、長続きしない何かがあることが多いので要チェックです。
また口コミサイトなどで園の評判を見てみるとよいでしょう。
更に、保育士専門の転職サイトを利用してみるという手もあります。
求人・転職サイトには転職コンサルタントがいて、多くの保育園に何度も訪問しています。
そこで感じた園の方針や人間関係、子ども達の様子など情報をたくさん持っており、尋ねると教えてくれるので参考にするのも良いでしょう。
気になった園に見学に行く
気になる園を見つけたら面接をお願いする前に、実際に見てみましょう。
開放的な園であれば、近くを通った際に園庭で子ども達が遊ぶようす、遊んでいる時の保育士の様子などを見てみると、子どもと保育士の様子もわかります。
園庭だけでなく、午前中にはお散歩に行っている園もあるので時間を狙って行ってみるのも良いでしょう。
自分の保育観と方向性が同じかどうか見る
英語や習字、リトミックや体操など教育を方針としている園や田植え、芋ほり、野菜づくりなど自然体験を中心とした保育をする園などさまざまな方針があります。
自分が子ども達とどうやって関わりたいか、自分の思いや能力と園の方針があっているかは、その園で続けていけるか重要になってきます。
見学で施設設備を見る
園内が十分に換気されているか、壊れたものをそのままにして使用していないかなど、設備にも目配りが出来ているかを見てみましょう。
特に、保育士たちの子ども達への思いが現れるのは水回りの様子です。
手洗いをする水道が水垢だらけになっていないか、排水口に食べ物が付いたままになっていないか、足洗い場に砂が詰まっていていないか、トイレは綺麗かなど子ども達の安全・清潔に関わる設備がきちんと手入れされているかを見るとよいでしょう。
園内の清掃が行き届いているかを見ることも大事です。
保育士の年齢層を見る
園見学に行った際には、働いている保育士の年齢層を見てみましょう。
若い人ばかりのところは給料が安いなどの理由でベテランが入って来ないとか、長続きせず入れ替わりが激しいという傾向にあります。
また結婚出産したあと復職するには難しい環境であるのかもしれません。
ベテラン保育士ばかりのところは、若い人や新人が長続きしにくい環境である可能性が高いという事があります。
見学で保育士を含む職員の雰囲気を見る
見学に行って玄関に入ると、まず挨拶しますよね。
この挨拶もポイントです。
職員が外からの来客に対し、気持ちの良い挨拶が出来ているところは保育士どうしでも挨拶をするなど、よい習慣があると思ってよいでしょう。
また保育中の様子をみてください。
保育士の子どもとの接し方や他の保育士との会話の様子から、園の人間関係の雰囲気を感じることが出来るかもしれません。
可能なら自主実習を行う
どんなに求人情報を見て、どんなに口コミを調べても、実際に働いてみないとわからないことがたくさんあります。
給料や待遇面も求人情報に出ていることと違うこともありますので、3~5日ほど自主実習をお願いして働いている保育士たちの生の声を聞くとよいでしょう。
譲れない部分と妥協できる部分を明らかにしておく
自分にとって働きやすい園の条件がパーフェクトな園はなかなか見つかりません。
給料や待遇が良くても人間関係が好ましくない、人間関係が良くても保育方針が自分と合わない、保育方針も人間関係も良いけど給料や待遇が良くないなど色んなパターンがあります。
絶対に譲れない条件と妥協できる条件を明確にしておくと、悩んだ時に答えが見つかりやすくなります。
自分も良い人的環境になろう
園や先輩保育士や同僚保育士の良さ求めるのは、最初に仕事を見つける上で大事なポイントです。
ですが就職してしまえば、自分自身も人的環境の一人になるのです。
いつか入ってくる後輩が園を見に来たときに、「あんな素敵な保育士になりたい」「あの先生素敵だから一緒に働きたい」と思って貰えるように自分磨きましょう。
「人材=人という材料」ではなく「人財=人という財産」となるよう、子ども達や同僚・先輩と成長して保育業界を盛り上げていけるといいですね!
