保育士の就職・転職時の良い自己PRとは?


履歴書や面接で必ず必要となる自己PR。いきなり始めようと思っても中々難しいですよね。
人によって強みはもちろん違いますが、ある程度の方向性を決めれば後は少しの「自分らしさ」を付け加えるだけです。
そこで自己PRの例をいくつか紹介していきます。
自己PRについての記事の目次
自己PRを考える前に
早速自己PRの考え方を紹介したいところですが保育士という職種のため、大前提となる部分を抑えておかなければなりません。
その大前提とは子供が好きであるという事です。
子供が好きであるという気持ちは保育士を志望している方であればすべからく持っているものですよね。
その為、自己PRとしては「子供が好きです」というだけでは自己PRとしては不足しています。
子供が好きな上でどうして保育士を選ぶのか、保育士になった時にどうしたいのか、という部分をちゃんと話す事ができればそれは良い自己PRとなります。

未経験者の自己PR
未経験であれば、これから保育士になってどのように働きたいかをしっかりとアピールしましょう。
保育士としての経験はないですが、保育士になぜなりたいかを説明する時は実際の経験を元にすることで説得力がでます。
例えば、「お正月に親戚が集まった時にたくさんの子供たちがいて、その子供たちの世話を見ているうちに自分が子供が好きなことに気付きました。」のような形です。
子供を好きになったきっかけや子供と接して何を感じたのかをしっかりと説明できるようにしましょう。
その上で保育士になった時に何をしていきたいのかを説明できればバッチリですね。
例えば「子供たちの成長において個性や協調性を育む事を保育士として教えていくことで社会に貢献していきたいです。」のように保育士になった時の目標をアピールしましょう。

経験が3年くらいの自己PR
経験が既にあり、転職を希望される方の場合は実際にどのように働いてきたかをアピールしましょう。
具体的にどのような問題が保育園において発生し、どのように対処したか、というところまで落とし込めればグッと印象がよくなります。
例えば「子供が遊戯で怪我をした時に、速やかに他の子供たちを他の保育士に移動させてもらい、私は応急処置を行いました。その後、その子の怪我自体はそれほど大きなものではありませんでしたが、保護者の方に事実を説明し謝罪の上お許しいただきました。」といった形です。
今回はトラブルについての例ですが、トラブル対応だけではなく保育園の運営をスムーズにするために~を行った、などといった運営面でのアピールもいいですね。
経験のある保育士であれば、子供のうまい寝かしつけ方や楽しく遊んでもらうコツに関してはお手の物ではないでしょうか。

保育士の経験の長いベテランの自己PR
すでに保育士として長く働き、ベテランと呼ばれるポジションであれば保育に関するノウハウだけではなく、マネジメント経験をアピールしましょう。
経験の長さをアピールするにはどのように部下や後輩に接して指導してきたか、また、保育園の運営においてどこまで影響力があったかに触れるといいですね。
例えば、「私は前職の保育園において主任として10人程の保育士を取りまとめておりました。保育士の指導においては意見を言いやすい雰囲気を作り、業務の負荷が大きすぎたり、人間関係に悩んでいたりした時にすぐに問題を吸い上げる事ができました。その結果、私が在籍していた5年間における退職者は0人を達成しております。」のように、マネジメント面での保育園における功績を説明するようにしましょう。

求められる人材を理解しよう
経験別に自己PRの例をあげてきましたが、経験の有無や長さによって求められるものが違うという事を理解いただけたと思います。
これらは保育園が保育士に求めるものです。
それでは子供やその保護者はどのような人材を求めているのでしょうか。
子供から求められる保育士とは
子供はワガママなので言うことを全て聞いて欲しいと思っていますが、それをやってしまうと子供のためになりません。
子供は理解者を求めています。
つまり、子供の立場に立ち、気持ちを理解した上で判断していく事で子供の信頼を勝ち取る事ができます。
また、子供によっても合う合わないは人間なので出てきてしまいますが、それが絶対に表に出してはいけません。
どんな時でも子供に対しては平等に接しましょう。

保護者から求められる保育士
保護者という立場からすれば子供の安全が第一です。
何よりも子供が安全であることを優先させましょう。
また、1日の出来事は些細な事であっても保護者には報告するようにしましょう。
保護者は信頼して保育園に子供を預けていますが、実際に目が届かない保育園にいる時間を子供がどのように過ごしているかは必ず気にしています。
なんらかの変化があった時はもちろん、取り立てて何もなかった日でもどのように過ごしていたかを教えて上げることで保護者は安心できます。
自分らしい自己PRを
自分らしい自己PRを作るには自分の経験に合わせて「保育園が望む事」「子供が望む事」「保護者が望む事」を照らし合わせれば作ることができます。
そこになるべく「頼りにされる」「コミュニケーションスキルがある」などといった抽象的なものは含ませず、自分の能力を説明できる具体的な根拠を示すようにしましょう。
