保育士が転職する時期は年度末がベスト!でも年度末以外の時期に退職したい場合はどうする?


転職することを決めたものの職場の人に迷惑をかけたり、保護者を不安させてしせてしまわないか心配になってしまうもの。
そのため、色々な事情を考慮して退職を決意しても、職場には退職の意思を伝えにくいと感じるのは当然のことでしょう。
私も退職に至るまでのライフスタイルを変えようと職場を変えることを決心し、退職の意思を伝えましたがそれなりに勇気がいりました。
まず、結論から行ってしまうと、退職時期は年度末、そして退職の意思を伝えるのはなるべく早くするのがベストです。
しかし、様々な都合により年度末での退職が難しい事もあるかと思います。そういった場合のポイントや注意点についてご紹介していきます。
転職の時期に関する保育士の悩み
保育施設の都合に合わせて年度末に退職できれば一番いいのですが、家族の事や今後のライフスタイルに関わることが退職理由の場合は中々そうもいかない事もあると思います。
退職する時期によっては「保育施設や保護者の方に迷惑をかけてしまいそう」という理由でなかなか言い出せずに悩む保育士はたくさんいます。
もし、転職によって退職する場合には条件のいい求人募集を見つけた時には現職と次の職場との調整をなるべく早くとる必要があります。
タイミングよく転職できなかった場合には、次の職場でも不都合なことが生じてきたりするので、タイミングは見極めたいところです。
クラスの担任であれば、年度途中での転職は子どもに少なからず影響を与えることになりますし、後任が必要となりますので現職との調整が特に大変なものとなるでしょう。
そういった観点から、退職の意思を固めたらなるべく早く現職には退職の意思を伝え、なるべくお互いを尊重できる形にできるように努力しましょう。
転職では保育士独特の退職マナーを守ることが大切
保育園の都合から言えば年度末に退職して欲しいものの、あなたにとっての都合のいい退職のタイミングも考慮すべきです。
しかし、一方的に自分の都合を押し付けていいというものでありません。
保育園側としては後任となる保育士が決まり、営業に何の支障もなければ問題ないと言えます。
退職者が後任となる保育士を探すのは難しいですが、後任者の為にできることをするのは保育園側としてもとても助かります。
後任者の研修として引き継ぎ期間として一緒に働くことができれば一番いいですが、それが難しければ引き継ぎの資料をしっかりつくるのがいいでしょう。
引き継ぎ時の注意点などは保育園側と相談しつつ、保育園・退職者・後任者がなるべくスムーズに新たな体制に移行できるように努力しましょう。
もちろん、法律的な観点から言えば引き継ぎなしであっても2週間前に退職の意向を伝えれば退職は可能ですが、お互いを思いやり、できるだけみんなが困らないようにすることは退職時のマナーです。
そういったマナーを守りつつ、無理して身体や心を壊さないようにして、必要な配慮をしっかりとしましょう。
もし引きとめられてしまったら
あなたが保育士として優秀であれば優秀であるほど、保育園側としては引きとめようします。
ひきとめを行うときには待遇の改善や重要な役職への配置なども同時に打診されることが多いです。
もちろん、この際にその新たに提示された条件に納得し、同じ保育園で働くというのも1つの選択肢でしょう。
しかし、自分の今後のライフスタイルや体調に関わる事を考えた結果での退職であれば、よっぽどの理由がない限りはそのまま退職することをおすすめします。
現職では実現できない事があるからこそ退職を決意したはずで、その抜本的な問題が本当に解決するのかを冷静に判断する必要があります。
もし、判断に迷ってしまった場合は第三者の観点の意見も参考にしましょう。
一番いいのは同じ保育園で働いている同僚ですが、心を許せる同僚がいない時は家族や友達に相談するのもいいでしょう。
客観的な意見を聞くことで冷静になり、自分でも納得ができる判断ができる可能性が高まります。
現職に後ろめたさを感じることもあると思いますが、今後の自分の人生が退職によってよりよいものになるのであれば躊躇する必要はありません。
ベストな時期ではなくても転職はできる!
転職を考えている時にいい求人条件が出ていれば、すぐに転職したくなるかもしれませんが、保育士であれば辞めるタイミングが難しく結局機会を逃してしまうということもあります。
そうならないために以下の3つを念頭においておくといいでしょう。
- なるべく早く退職の意思を伝える
- 退職時のマナーを守る
- ひきとめ等で迷いが生じたら相談する
なるべく早く退職の意思を伝えることで、お互いに退職による負担が減るようになります。そして退職する際は最低限のマナーを守り、ひきとめ等で退職自体に迷いがでたら客観的に冷静に判断しましょう。
こういったことを心がけていれば、退職後も問題なくスムーズに新しい生活に移行することができるでしょう。