このページでは保育士が転職時に注意することを紹介しています

保育士が転職を考える場合の注意点とは?

転職の注意点
こんにちは、現役の保育士ライター、ゆいこです

家庭環境の変化や職場の人間関係にうまくなじめないなどの理由から、転職を考えるようになる保育士は少なくありません。

このページでは転職活動を始める前に覚えておいてほしい重要な注意点をお伝えします。

転職しか選択肢はないのかを見極めよう

転職しか選択肢はないのかを見極めよう

1つ目の注意点は「本当に転職するしかないのか」をふさわしく判断することです。

例えば、あまりにも忙しい仕事環境に置かれている保育士について考えてみましょう。

保育士の数が不足している園の場合、各保育士は子どもたちの面倒を見るだけでなく、毎日の報告書や月ごとの保育計画書作成、さらには保護者との面談にも立ち会う必要が生じます。

私も忙しいスケジュールの中でストレスが蓄積してしまい、「職場を変えたい」と考えるようになったことがあります。

とはいえ、保育士の人数が増えることで労働環境が大きく改善する、というケースは少なくありません。

「人手が足りていない」という点がストレスの原因となっているのであれば、その点を率直に上司と話し合ってみましょう。

私の場合、上司から「保育園として新規の採用計画が進められている」という説明を受けたので、その結果がはっきりとするまで転職をせず待ってみることにしました。

その後人手が増えると仕事のストレスはかなり軽減されました。

一方で、サービス残業が非常に多かったり、あるいは採用時に約束されていたはずの休日をきちんと確保できなかったりする場合には、会社としてのスタイルが問題となるため、すぐに状況が変化すると期待するのは難しいでしょう。

そうしたケースでは、早めに見切りをつけて別の職場を探すのが賢明です。

転職活動を行なう時期も注意点の1つ

転職活動を行なう時期も注意点の1つ

もう1つの注意点は「転職活動をする時期」です。

保育士は基本的に求人数が年間を通して多い職種とはいえ、他の業種と同様に、転職活動をしやすい時期が存在しています。

ですから、転職を考える人はそうした有利な時期に合わせて転職活動を始めると良いでしょう。

保育士の求人が特に多くなるのは10月から12月です。

年末までに採用者を決定しておき、保育園の利用者が比較的少ない1月から3月で業務内容を覚えさせて、4月からの大量新規入園に備えるという流れになっています。

採用情報そのものは9月末ぐらいから少しずつ増えてくるので、自分の希望する条件に合った案件が無いか毎日チェックする習慣を作っておくと良いでしょう。

保育士の転職は時間がかかる

保育士の転職は時間がかかる

3つ目の注意点は「転職にかかる時間」です。

現役の保育士として働きながら転職先を探している場合、忙しい仕事の合間を縫って職場見学などへ行く、というのは容易なことではありません。

また、求人情報の検索や応募書類の作成、面接などにも時間がかかります。

私も働きながらの仕事探しだったので、睡眠時間がかなり削られました。

また、好条件の職場が見つかったとしても「すぐに退職して新しい職場へ」という訳にはいきません。

在職している職場で引き継ぎを行なうのにかなりの時間が必要となるでしょう。

ですから、退職時期に関してある程度の目安を決めているのであれば、十分に余裕を持って転職活動を始めるように心がけておきましょう。

転職で給与が必ず上がるとは限らない

転職で給与が必ず上がるとは限らない

4つ目の注意点は「転職で給与アップは確約されていない」という点です。

もちろん現場経験が豊富であったり、上位資格を取得している保育士であれば、転職によって給与がアップする、というケースが多く見られています。

とはいえ、あまり保育の現場における経験があまり多くない人の場合は、給与が減ることはほとんどないものの、アップすることもそれほど多くない、というのが現状です。

また、「月給が非常に高い」ということで応募したら、実はボーナスの支給が無い職場だった、ということもあります。

ですから、給与待遇の良い求人情報を見つけた場合には、「どれほどの現場経験を持つ保育士を必要としているのか」「各種手当などを含めた上でこの金額なのか」といった注意点を確認しましょう。

もちろん、労働環境の良さを最優先して、スタートの給与はそれほど高くなくても、質の良い仕事を継続して行くことで将来的な給与アップを目指す、という考え方をすることも現実的な選択肢の1つです。

注意点を念頭に置いて転職するかどうか判断しよう

注意点を念頭に置いて転職するかどうか判断しよう

保育士が転職を考える前に検討してほしい注意点は主に4つです。

  • 転職以外にも選択肢は存在する
  • 転職活動には時期選びが大切
  • 転職にはかなり時間がかかる
  • 転職すれば絶対に給与がアップするわけではない

転職に関してはメリットだけが強調されることが多いものの、実際にはデメリットといった注意点も存在しているのです。

「転職をするのが賢明か、誰かに相談したい」という人には、保育士専用の転職サイトの活用をおすすめします。

これらの転職サイトでは、保育士の転職を数多くサポートしてきたキャリアコンサルタントが親身になって相談に乗ってくれるので、大変便利です。

登録は無料ですし、相談自体も無料なので転職の事が頭によぎったらとりあえず登録だけしておくことで自身のタイミングで活用する事ができます。

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