心配してなくて大丈夫!無理なくできる保育士の辞め方をご紹介

保育士は好きな仕事だけれど体力的に厳しく感じたり、保育方針が自分に合わなかったりしたら退職を検討している方もいらっしゃると思います。
しかしながら保育士は人手不足などの事情のため、退職する事を伝えるのを躊躇する方も多いのが現状です。
ただ、退職の意思が固まっているのであれば円満に退職したいものですよね。
ここでは円満退職する方法をご紹介していきます。
退職する時期に気をつけよう
円満に園を退職するには退職の意思を伝えるタイミングが重要で、このタイミングを逃してしまうとトラブルになってしまう事もあります。
本来、退職の意思は2週間前までに伝えれば法的には問題はありませんが、1か月前に伝えるのがビジネス業界では一般的です。
しかし保育士の場合には人手不足という問題を抱えているため、代替えの保育士を探す余裕などを考えてできるだけ早く退職の意思を伝えておくといいでしょう。
年度途中で退職する事もできるのですが、年度途中に退職を申し出ると園や子供たちに負担がかかってしまいます。
そのため、年度が終了と同時に退職できるような形で調整できれば、園や子供達に負担がかからないので円満に退職できるでしょう。

辞める意思は誰に伝えればいい?
退職の意思は一番関わりのある同僚の保育士と相談しつつ、主任へと伝えましょう。
また、主任に伝えた後には、できれば園長にも時間を取ってもらい、別途ていねいに退職の意思を伝えることができればいいと思います。
園にとって保育士が退職すると子供や保護者への影響も大きいので、退職する旨を周知する際には園の都合も考えたほうがいいですね。
退職理由の伝え方
退職の意思を伝える時には退職理由をしっかりと伝える必要がありますよね。
その際には給料が安い、残業が多い、人間関係など不満などの本音を正直に話してもいいと思います。
よっぽど改善の見込みがなく、慰留されるのが絶対イヤだということであればカドの立たない事を話してもいいですが、本音を話すことで待遇や仕事内容を見直され、退職せずとも働きやすい環境になる可能性もあります。
ただし、人間関係の場合には他の保育士に伝わってしまうと、気まずくなるのでその点には注意しましょう。
退職理由が「チャレンジしたい事がある」「キャリアアップのために勉強したい」などといった場合にはしっかりその旨を伝えれば理解してもらえますよ。
人によって退職理由は様々で、健康上の問題や家族の介護、結婚、妊娠などは園が退職を受理してくれないのでは?と思ってしまい、嘘をついて辞めてしまう人もいますが嘘がバレるとお互い嫌な思いをするのは明白なので嘘はついてはいけません。

子供や保護者への配慮も忘れずに
もし先生がいなくなってしまったら子供たちはとても寂しい思いをしますよね。
また保護者ともこれまでの信頼関係があり、急に子供の担任が変わってしまう事に不安に思う方もいらっしゃると思います。
そういった不安を払拭できるように、退職まで子供達と楽しく過ごし保護者とも円満な関係が続けられるように園長や同僚と相談しておくといいですね。
そのためには引き継ぎをしっかりしましょう。
できれば口頭ではなく引継ぎノートを作って誰が見てもわかるようになっていれば安心です。
内容はクラスの様子や子供1人1人の性格・発達の様子、保護者の特徴、注意点など細かければ細かいほど園、子供、保護者ともに安心できます。
もし退職を強く引き留められたら
退職の意思をしっかりと伝え、それが変わる事がないことを伝えても、あなたが園にとって大事な存在であればあるほど慰留される事はあると思います。
万が一、どうしても話し合いに折り合いが付かないようであれば退職届を用意し、書面で退職の意思を伝えるということも必要になるかもしれません。
退職届には退職理由、名前、日付、宛先を書けば、法的には日付の2週間後に辞めることができます。
ただし、ここまで状況がややこしくなるのは稀なことです。
あなたにまったくの否がないのにも関わらず、退職ができない事で何らかの不都合が出てしまう場合には労働基準監督署に相談してみるのもいいでしょう。
園は園で大変だと思いますが、あなたの人生はあなたが決めるべきです。
保育園を円満に退社する辞め方まとめ
保育園を円満に退職するには以下のようになります。
- 退職する時期に気をつける
- 自分の上司(主任)へしっかりと退職の意思を伝える
- 自分の考えをしっかり伝えて嘘はつかない
- 子供や保護者のためにも引き継ぎはしっかりと
中々大変に感じるかもしれませんが、これさえ守っていれば円満に退職することはできますよ。
退職というとネガティブな印象を持つ方もいるかもしれませんが、これまでの環境を変えて新しいスタートを切ると考えればまったく退職はネガティブなものではありません。
チャレンジしたいことを諦める必要はないですし、本当に辛いと感じることを我慢し続けることはないのです。
保育園を退職して新たな環境で頑張ろうとしているあなたを応援しています!
