経験者が語る!保育士として働く事の魅力とは?

最近は待機児童の問題が当たり前のようになりつつあります。
毎年、年度末になると「保育園に落ちた」などどSNSやネットでの書き込みを目にします。
そういった待機児童問題を解消できない一つの要因として保育士が不足している事があげられます。
共働きのお母さん・お父さんを応援すべく、たくさんの保育園・幼稚園・認定こども園などが設立されるなかでそこで働いてくれる保育士が不足しているということは大きな問題です。
保育士不足の原因は「お給料が仕事量と見合っていない」「残業が多い」「行事ごとの度に休日出勤しなくてはならない」などのマイナスとなる原因が考えられます。
しかし保育士の仕事とはマイナスなことばかりなのでしょうか?
そんな事はありません!
ここでは保育士として働くことの魅力をご紹介します。
魅力その1:子どもと関わることができる
保育士になりたい!と思ったとき、まずは子どものこと大好き、子どもと関わる仕事がしたいと思ったことが少なからずありますよね。
保育士として働いていると子供が成長し、一人で歩けるようになり、先生と呼んでくれるようになり。。。
そして、気がつけばランドセル背負って園に遊びにきてくれたりと手に取るように子どもの成長を感じることができます。
「先生~だいすき」と無邪気に飛び込んできてくれるのも保育士という仕事をしているから味わうことのできる醍醐味です。

魅力その2:社会人としての責任感を学ぶことができる
子どもたちと園生活をするということは一人一人の体調の変化や怪我、危険予測など気をつけなければならないことがたくさんあります。
どの職業においてもその場の責任を負うということは変わらないと思います。ただ、子どもたちは大人の思っている以上の行動をしてしまうことが多く見られます。
さっきは砂場で遊んでいたのにふと目を離した隙に別の所で遊んでいるというのは当たり前といっていいほどの行動範囲です。
例えばまだ一人歩きができたばかりの子がすべり台の階段を一人で上がろうとしていたら保育士としてどのようにしなければならないでしょうか?
よろついて落ちることを想定して行動しなければなりませんが、初めからうまく立ち回りができる保育士はいません。
その場その場をしっかりと対応し、自分なりにこういう目配りをしよう、この時は他の先生にここを見てもらおうなど周りの先生方との連携をとりながら現場を経験して積み重なねていくことが必要となります。
常に「こうなるかもしれない」という事を予測しながら行動するようにしましょう。
また、保育園は一人では切り盛りできません。
きちんと自分の役目があり、周りでサポートしてくださる同僚の先生方や先輩先生方、主任保育士などがいらっしゃいます。
そういった、あなたをサポートしてくださるたくさんの人と関わりながら仕事をすることで自然と自分の経験となっていきます。
そして、子どもたちへの保護者の方々のお力添えもあることを忘れてはいけません。
保護者の方たちに行事ごとの役員をお願いしたり園運営にご理解いただけているからこそ成り立っているということを念頭においておきましょう。
そういった事が念頭にないと「自分のクラスのことだから」と情報を共有できない環境にしてしまい、自分一人ですべてを抱え込まなくてはなりませんし、そのような状況になると心身ともにバランスを崩してしまいかねません。
このように子どもたちやあなたをサポートしてくださっているたくさんの人との時間を通して、社会人としてのマナー・責任感も養うことが出来る事は保育士として仕事していく事の魅力の1つです。
魅力その3:子どもと一緒に自分の成長も感じることができる
園には年間通して季節を感じられる行事であったり、お誕生日会で産まれてきたことをみんなで祝ったり、保護者の方や地域の方を招いて保育参観がある園がほとんどです。
そういった行事を通して最初は恥ずかしがって返事することも苦手だった子が一年通して自分の名前が言えるようになったり、人前で何かをすることで自信をつけることができたり、ここに全てを書き表すことが出来ないくらい子どもの成長は無限です。
日々、子どもと一緒に過ごしていなければそういった成長を感じることもできないし、子どもと一緒に喜び合うことも出来ません。
子どもにとっても一番身近で慣れ親しんだ先生に喜んでもらえるというのはとても嬉しいことなんですよね。
「すごいね!」「頑張ったね」という一言で子どもの自信にもつながっていきます。
そして、一緒に成長を喜んだあとには自分なりにしっかりとその子の記録として残し、次へつなげていけるという喜びもあります。
それが保育士をとしての自分を成長させてくれることとなり、保育士の魅力の1つとなります。
保育士として働くことの魅力まとめ
- 子どもの成長を身近に感じる事ができる
- 社会人として自分なりの保育に責任を持って行動できる
- 子どもと接する事で人の事をよく考えて行動するようになり、自分も成長できる
もし、あなたが保育士として働き始めたばかりであれば、いろいろ戸惑うこともあるかもしれません。
でも笑顔を大切に子どもたちとニコニコ楽しく毎日をすごせたら保育士になってよかったと思えますよ。
毎日が子どもたちとの素敵な思い出になるという、こんな素敵な仕事は他にはなかなか無いですから。
