このページは保育士の1年目の悩みの解決方法を紹介しています

保育士1年目の仕事で悩んだことと困難を乗り越える方法

こんにちは、現役の保育士ライター、さくらです

保育士の資格を短大や専門学校で取った人は社会人も1年生、資格試験で保育士資格を取った人は保育士1年生、今まで経験したことのない職場へ行くことは、ドキドキするでしょう。

私もたくさん悩み苦しい1年を過ごしましたが、今思えば良い思い出です。

実際に私が悩んだ事と悩みを乗り越える方法を、ご紹介したいと思います。

子ども達が話を聞いてくれない

子ども達に絵本を読んでも見ている子は数人、制作の説明をしても聞いてくれる子は数人、帰りのご用意で持って帰る物を言っても持って来られる子は数名、何で話を聞いてくれないの?と思っている方がいるのではないでしょうか。

私も何で話を聞かないの?と子ども達を怒ったこともありました。

子ども達が話を聞いてくれないとクラスもまとまらず、それぞれが好きなことをして騒がしいクラスになってしまいました。

弾き歌いがうまくできない

ピアノが苦手で子ども達に歌を歌わせる機会が少ないことを、気に病んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

私の場合は、ピアノは弾けても、歌いながら弾けず、新しい曲を教えてあげることが苦痛だったことがあります。

他のクラスからは元気な歌声が響き、子ども達は楽しそう…私のクラスの子ども達にも楽しく歌う喜びを味わって欲しいと思い、毎日練習しました。

練習していくうちに、簡単な歌は弾き歌いが出来るようになりましたが長い曲になると弾き歌いが出来ないので選曲が大変でした。

保護者とどう接してよいかわからない

子ども達の送迎の際に、保護者に会いますが何を話してよいのかわからず、送迎の時間が苦痛な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も保護者とどう接してよいかわからず、送迎の際には手が離せないフリをしたくなることが多くありました。

子どもの発達や躾の仕方や食事のことまで、保護者に相談されて、どんな風に答えてよいかわからず言葉が見つからず、失礼な言葉を選択して失敗したこともありました。

仕事が多すぎて手が回らない

保育士をしていると帰る時間は遅くなるし、持ち帰りの仕事も多くて毎日くたくたな方も多いのではないでしょうか。

子ども達と過ごす時間以外は書類を作成したり、作り物をしたり行事の計画や会議とすることが多すぎて時間が足りません。

行事の前には夜遅くまで残り、その後は持ち帰りパソコンと向き合ったり、土日は家に持ち帰って書類を作成したり、作り物をしたり、睡眠不足の毎日でした。

1年目の時は、仕事として割り切りつつもプライベートの時間を大事に出来ない事に苦痛を感じていました。

悩みを乗り越えるために

1年目は悩みだけで解決する方法は見つからないまま過ごしてしまいがちです。

それでも先輩にアドバイスをもらったり、調べたりすることで努力はしますがナカナカ思うようにはいきません。

最初は何もうまくいかないもどかしさに、くじけそうになったこともありました。

しかし出来ない、わからないからと何もしないよりも、思い切って何でも挑戦して失敗することを選択しました。

子ども達が話を聞いてくれないのであれば、わかりやすい絵カードを用いたり手遊びで注目させたり、ペープサートを使ったりと工夫をしました。

仕事が終わらず遅くまで残った時は、朝少し早く出勤してピアノの練習をしたりしました。

保護者との接し方は、先輩が保護者と話しているのを聞いて真似をすることから始めました。

保護者と話すときの言葉の選び方で保護者が感じる印象が違うことを学びました。

仕事が多く夜遅くまで残ったり持ち帰りの仕事が多くても、その仕事の先に子ども達の笑顔があることを想像したり、今日起きた楽しい子ども達の出来事などを思い出しながら頑張りました。

そして、時には同期や先輩に愚痴ってみたり、持ち帰りの仕事がない休日には思いっきりプライベートを楽しむことを心掛けました。

悩んだ数だけ成長出来る

先輩保育士に「1年目は、たくさん失敗していいのだから、今のうちにたくさん失敗しなさい。」と言われたことがあります。

先輩の立場になった今、その言葉はまさしくその通りだなと思います。

悩みを解決するために、あの手この手と考え、うまくいくこともあれば再度失敗することもあります。

失敗を重ねれば上手くいくように工夫もします。

失敗を恐れて何もしないよりは挑戦して失敗し悩んで、新たな工夫を見つけることは、自分自身の成長につながると思いました。

更に悩んで工夫した日々があったからこそ、後輩には同じ思いをさせたくないと上手にアドバイスできる言葉や伝え方を学ぼうとします。

後輩に同じ思いをさせたくないという思いは優しさにつながるし、人間関係を円滑にするためにも大事なことです。

上手にアドバイスできる言葉や伝え方を学ぼうとすると、クラスの子ども達の話をじっくり聞き自分の思いを子どもにわかるように伝えようとする言葉も取得できます。

そうやって悩んだ分、自分だけでなく今後の保育にもつながっていくのだと思います。

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