このページは保育士の本音を紹介しています

経験者が本音で語る。保育士で働く事の良いところ、悪いところ

保育士の本音

保育士として働く事の良いところと悪いところは、働く園で大きく変わってきます。

保育士は大変だと思う事はたくさんありますが、それでも保育士を続けたいと思うには病みつきになる魅力があるからです。

ここでは、実際に働いて経験した保育士として働いて良かったところと悪かったところを紹介したいと思います。

保育士として働く事の良かったところ

それではまずは保育士で働いていて良かったと思った事を紹介していきます。

好きな子どもと関われる

子どもが好きでないと、なかなか出来ないのが保育士です。

子ども達の純粋な気持ちや素敵な笑顔の子ども達に寄り添うことで、自分自身も純粋な気持ちになれます。

何と言っても「〇〇先生大好き!」と言ってもらえることは幸せな気持ちになります。

子どもの成長に感動することが出来る

保育園に通う子ども達は長い子は朝の7:00-19:00までいます。

更に0歳から入園して6歳までの6~7年間、通う子が多くいます。

首がやっと座った頃から見ていると寝返りをしたり、歩き始めたりと成長の瞬間に立ち会うことが出来ます。

まるで自分の子どもの成長のように喜べることに幸せを感じることが出来ました。

自分が子育てする時に備えて勉強になる

0歳からの発達の過程をそれぞれの個性で見ることが出来るため、自分の子どもが平均より発達が遅れていても安心して成長を見守る事が出来ました。

また危険なことがない限り、子どもの「やりたい」を大事にしてチャレンジさせることができる、心の余裕を持つことが出来ます。

保護者から感謝の言葉をもらえる

子どもが進級する時、卒園する時に「こんなに成長できたのは先生のおかげです。」や「先生がいてくれたから安心して預けて仕事に行けました。」など言葉を頂くことが多くありました。

1年間仕事も多くきつかったけれど、頑張って続けてよかった!また来年度もがんばろう!という気持ちになりました。

実年齢より若く見られる

子ども達と毎日笑って、身体をたくさん動かして遊んでいるからか、実年齢より若く見られることが多かったです。

一緒に働いていたベテランの先輩が、年齢不詳だったので勇気をだして尋ねてみました。

40代前半だと思っていたら定年間近の58歳と聞いてびっくりしたことがあります。

「毎日若いエネルギーもらっているからね」とベテランの先輩は言っていましたが、あながち間違いではないかもしれません。

保育士は年齢不詳の方が多いような気がします。

経験を積むことでスキルアップできる

子育てに専念したくて保育から離れた期間があり、子どもの成長をある程度見守ったころに仕事を探して知ったのですが、認可保育園での勤務歴5年などある一定期間(園によって違います)の経験があると、小規模保育園や企業内保育園・院内保育園の主任や園長として採用してもらえる可能性があります。

保育士として働く事の悪いところ

保育士の本音として実際知りたいのは悪いところだったりしますよね(笑)

それでは保育士で働いていて少し嫌だったことをご紹介していきます。

勤務時間が長い

どの保育士も思っていることのひとつだと思います。

実際に経験した園では子どもの保育時間が7:00~19:00で早出として出勤するのは、鍵開けや空気の入れ替えや簡単な清掃、安全チェックもいれると6:30には出勤していないと終わりません。

そこから16:00までが勤務時間ですが、退勤時間になったから帰れるかと言えばそう簡単には行きません。

16:00以降にお迎えに来る保護者に、どうしても直接伝えなければいけない事があると時間は過ぎて行きます。

行事前になると16:00に保育から完全に離れて一旦休憩して、19:00から打ち合わせをする事もありました。

仕事量が多い

指導計画、個人記録、安全・衛生チェック表、睡眠チェック表、排泄チェック表、検温チェック表、園だより、クラス便り、職員会議議事録など、とにかく書類が多いです。

その上、制作物の準備もあります。

子ども達がお昼寝する時間に、交代で昼食とりながら少しでも休憩したいところですが、その時間には子ども達の連絡帳記入に追われます。

時間の使い方の要領を覚えるまでは、残業するか持ち帰るか二択で悩んでいたぐらい仕事が終わりませんでした。

給料が安い

これは贅沢をいえばきりがありませんが、実際に仕事のために費やす時間を単純に時給換算したところ時給670円と出た時があり、子ども達の笑顔がなかったら続けられないと思いました。

人間関係が多種多様で複雑

女性が多く年齢幅も大きいので、人間関係が複雑で「割り切る勇気」を持つ必要があると感じました。

同僚や先輩だけでなく、園長や保護者との人間関係も良好に保つために精神的に疲れることが多いです。

プライベートでしゃべり方が嫌がられることもある

プライベートでも子どもに話すように言葉を砕いて説明したりしていたようです。

「馬鹿にされている気がする。」と何度か言われたことがありました。

悪いところを上回る良いところがある

どんなに仕事量が多くて勤務時間が長くて、肉体的にも精神的にも疲れ果てても続けられる理由は「やりがいや達成感を感じることが出来る」という事です。

やりがいなくしては、どんな仕事も続けることが出来ません。

保育園では多くの行事があります。

短いスパンでの行事をこなす度に、無事終わったという達成感を味わうことができ、子ども達が成長していく姿にやりがいを感じることが出来ます。

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