このページでは男性保育士について紹介しています

まだまだ少ない男性保育士。気になる年収や将来性とは

こんにちは、現役の保育士ライター、はやとです

以前と比べると男性保育士も徐々に増えてきましたがまだまだ割合は少ないの現状です。

男性でも子供と関わる仕事をしたいと思っている方は少なくないですが、30年ほど前は保育士は「保母さん」と呼ばれ、男性の入る余地はありませんでした。

それでも15年前には全国で1000人もいなかった男性の保育士も現在では50000人を超えています。

これから保育士になりたいと思っている、または興味のある男性向けに男性保育士について紹介していきます。

現在の男性保育士の割合

だんだん増えて来ているとは言えまだまだ少ない男性保育士。

保育士全体に対する男性保育士の割合はわずか4%にとどまります。

しかもこの4%という数字は保育士資格を持っている人を対象にしたものとなりますので、実際に働いている男性保育士の割合ではありません。

正確な数字はでていませんが、実質3%程度と言われています。

徐々に増えてきているとは言え、保育士が女性の現場であるという世間の認識は拭いきれていないのかもしれませんね。

男性保育士の待遇

男性保育士の平均年収は約346万円となっており、女性の約320万円よりは若干高い数字となっています。

平均年齢は30歳前半です。

参照:平成27年賃金構造基本統計調査

他の職業も含めた30代前半の男性の平均年収は438万円となっていますので、保育士の給料は他の職種に比べて低いという事が伺えます。

参照:国税庁 民間給与の実態調査結果

また、保育士の昇給率も他の職業に比べると低いという事が言われていますので、男性保育士は待遇面で保育士を選ぶのではなく、本気で保育に関わりたいという熱意が必要になってきます。

待遇面ではだいぶ厳しい部分があるのね

男性保育士における問題

現状、男性保育士は割合が少ないがために同僚が女性ばかりの職場で働くこととなります。

そんな中で男性保育士が困る事は少なからずあります。

男性用のトイレや更衣室がない

女性ばかりが働いていることが多い保育園においては男性用のトイレや更衣室がないことがあります。

こればかりは本当に困りますよね・・・

その為、男性保育士は物置になっている人の出入りが少ない部屋で着替えをしたり、園児ようのトイレで用を足したりしなければなりません。

ただ、新しくできた保育園では男性用のトイレや更衣室があることが多いです。

女性の園児への対応

男性保育士でも女性の園児への対応は問題ないですが、問題は保護者の感情です。

男性保育士には娘の着替えやオムツ替えをして欲しくないという希望がある保護者もいます。

感情的には理解できる部分がありますが、とても難しい問題です。

性別の問題がこんなところででてくるのね

人間関係が複雑になりがち

同僚と食事をしたり、買い出しに出かけたりするのは当然の事なのですが、保護者などの第3者からあらぬ噂が流れる事があります。

また、保護者との関わりにおいても園内で噂になったりと、女性と関わることの多い男性保育士ならではの人間関係のこじれに巻き込まれる可能性があります。

そういった部分まで気を回すのは中々大変ですよね。

男性保育士の将来性

まだいろいろな問題のある男性保育士ですが、将来性はあります。

これから紹介する理由により男性保育士の需要が増し、結果的に待遇も改善されていくためです。

男性保育士は体力がある

保育士は体力を使う場面が多く、男性は体力があるので率先して園児と遊んだり遊具を運んだりすることができます。

子供たちの体力についていけずにストレスに感じる女性保育士もたくさんいますので、実際に男性保育士の採用を希望している保育園もあります。

お父さんの相談役

保護者の中には当然お父さんもおり、男性ならではの子育てに対する悩みを聞くことができます。

もちろん女性保育士でも相談できますが、同性だからこそ言える話もあるのではないでしょうか。

長く同じ保育園で働く事ができる

女性であれば結婚・出産で離職する方もたくさんいらっしゃいますが、男性保育士であればそのような理由で離職する事はなく、長く同じ保育園で働く事ができます。

長く働く事でマネジメントや運営を経験する機会ができ、保育士としてのキャリアアップをしてくことができるようになります。

貴重な存在である男性保育士だからこその価値を見出していきましょう

男性保育士についてのまとめ

たくさんの問題があり、現状待遇も他の職種に比べてよくはありませんが今後改善されていく事でしょう。

本当に子供が好きで、保育に関心をもって保育士になることは男性でも女性でも素晴らしいことです。

今後も男性保育士は増えていくでしょうし、この記事であげたような問題も対策も進んでいきます。

男性保育士には保育の現場をどんどん盛り上げていってもらいたいと思います!

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