みんな大好きなクリスマス会。保育士が内容をご紹介

子ども達が楽しみにしているクリスマス。
宗教に関連した園もあるので行わない園もありますが、多くの保育園が行っているでしょう。
中にはお遊戯会とクリスマス会が一緒になって「クリスマス発表会」と称して行う園もあります。
ここでは、クリスマス会ではどんなことをしているのかご紹介したいと思います。
クリスマス会をする目的
多くの人たちがクリスマスは「いい子にしていたらサンタさんからプレゼントを貰える日」と思っているでしょう。
しかし本来はキリストの生誕の日である12月25日に神に感謝し、家族と一緒に過ごしましょうという日です。
キリスト教徒ではない人からは本来の意味としてはピンとこないかもしれません。
なので本来の意味を子ども達に教える園は少ないのではないでしょうか。
保育園で行うクリスマス会は、「季節の行事に触れ、楽しく過ごす」というのを目的にしている園が多いようです。
クリスマス会ではどんなことをする?
運動会やお遊戯会のように保護者が見に来るという園は少なく、子ども達と保育士など職員で会を楽しむことが多いです。
クリスマス会では保育士が出し物をしサンタクロースに扮した職員が登場し、子どもたちを喜ばせます。
季節の行事では、室内の飾りつけを子ども達が作り、それらに囲まれての会が行ったりもします。
職員の出し物は、運動会やお遊戯会では子ども達が演技していましたが、保育士が運動会やお遊戯会で子ども達が演じた物をしたり、手品や紙芝居、ペープサート、パネルシアターなどを行ったりする園と様々な工夫をしているところが多いです。
また0~2歳児は時間や内容を配慮して別々に行う園もあるようです。
当日までに準備すること
クリスマスツリー
園でひとつは飾られるであろうクリスマスツリーの飾りつけを、子ども達が囲む中で行うもよし、代表で飾りつけをするもよし、園によって工夫がされるかと思います。
電飾でキラキラときらめくツリーを0歳児から楽しむことが出来ますので、飾りつけが難しい年齢の子どもたちには、歩く練習や並んで歩く、手をつないで歩く練習なども取り入れながら見に行くとよいでしょう。
クリスマス装飾
ツリーとは別にクリスマスの雰囲気を作るために部屋飾りをしたり、クリスマス会の会場となる部屋の飾りつけをします。
0~1歳児はツリーのオーナメントが落ちた際に口に入れるなどの誤飲を防ぐために、ツリーの形に切った画用紙に子ども達の手型や足型やなぐり描きを使って飾りつけをするなども良いかもしれません。
出し物
クリスマス会の際にする保育士からの出し物は、子ども達は大喜びです。
誕生会などで毎月、ペープサートや大型紙芝居、パネルシアターなどが多いでしょうから、保育士みんなで楽器を演奏したり劇をしたりすると喜びます。
また出し物の演技の中に園長先生が入ってくれると子ども達の気持ちはマックスに高まり、クリスマス会は大盛り上がりになるでしょう。
サンタクロース
クリスマス会と言えばサンタクロースです。
クリスマスの晩に夜中こっそり起きてサンタクロースに会いたいと願っている子ども達も多いでしょう。
そんな子ども達のためにサンタクロースに扮した職員がクリスマス会の際に皆の前に現れるサプライズを行う園が多いかと思います。
園によっては役員の保護者が扮してくれることもあるようです。
絵本で見るサンタクロースと園に来たサンタクロースの違いに、子ども達はいぶかしげな顔をしつつもサンタクロースの登場に目をキラキラさせて見る子どもたちを見るのはとても嬉しい時間です。
プレゼント
園に現れたサンタクロースの袋にはお約束のプレゼントが入っています。
保育士が子ども達のために作った手作りのおもちゃや手作りのキーホルダー、ミサンガなどプレゼントにして渡す園やひとり1個ずつ小さなケーキを持ち帰る園など、プレゼントは様々ですが子ども達はとても喜びます。
注意することは?
保護者理解が必要なことも
クリスマスは宗教に関連した行事でもあるため、宗教色を強くだしてしまうと家庭によっては参加しないといわれる園もあるかもしれません。
そんな時は保育士から普段がんばっている子ども達へプレゼントをする機会でもあるなどと話すなど、なるべく参加してもらえるよう上手に話す必要があります。
食物アレルギーに気を付けて渡しましょう
プレゼントでケーキが渡される場合や、園によってはみんなでケーキを食べるということもあるかもしれません。
その際は食物アレルギーに十分配慮してケーキを渡すようにしましょう。
時々ある、着ぐるみ嫌い
0~1歳児に多いのが着ぐるみなどを怖がる子ども達です。
鬼のように怖い顔ではなくても、普段触れ合う機会のない大きな生き物を目の前にすると怖がってないてしまうため、トラウマにならないように配慮が必要です。
サンタさんに言うよ!
保育で話を聞かない子どもに「サンタさんに言うよ!」なんて言ったりしてませんか?
その時は話を聞いてくれるかもしれませんが、クリスマスの時期を過ぎてしまうと効果がなくなりますし、せっかくの楽しいクリスマスがマイナスイメージと繋がってしまうので、使わないようにしましょう。
頑張っている子ども達にご褒美を
普段の保育で自分のことは自分でやろうと頑張っている子ども達です。
運動会やお遊戯会などで練習を頑張って、お客さんの前で発表をする子ども達のために、クリスマス会では思いっきり楽しんでもらいたいものです。
子ども達の夢あふれるキラキラした目を見ることで、また明日も頑張ろうという気持ちになります。
子ども達にとっても保育士にとっても良い想い出のひとつとなるよう素敵な行事にしたいですね。