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保育士になりたての新人に伝えたい大事な事

保育士の新人に伝えたい事

今年の4月から保育士として働きだす、そろそろようやく一年だけども。。。という方も沢山いらっしゃると思います。

保育士が一人前になるには三年はかかると、私が新人で入った時に言われました。

それくらい難しく大変なことです。

ですが、失敗したらどうしよう。。。などと落ち込まずに、どんどん色んなことへ挑戦して行きましょう。

そこで今回は、保育士になりたてのみなさんに私が実際に経験してきたことや、先輩に伝えていただいたこと。私から伝えておきたいことを紹介いたします。

保育士の仕事、いきなりで大丈夫かな。。。?

これから保育士として働く方、また既に働き出している方も、同じように「大丈夫かな」という不安があると思います。

これは、なにも新人だけでなく、今の教えてくださっているベテランの先輩方も経験してきたことです。

かという私も保育士になりたての頃は、全てが不安で仕方なかったです。

なので、みなさんが感じている不安は誰もが抱くものなので、不安を消しさることはできませんが、少しでも緩和できたらな、と思います。

いきなり保育士としてみられる??

これまで勉強や実習をこなしてきたとはいえ、突然クラスをもつのは不安ですよね。

ですが、保護者にとっては、先輩の保育士も、新人の保育士も同じ「保育士」です。

保護者の方も初めて子どもを保育園に預ける方もいます。その不安をみなさんにぶつける方もいらっしゃるでしょう。

そうすると「私新人なんです!!」とパニックになると思います。私も実際パニックでしたから。

ですが、分からないことをあいまいに伝えるのは一番駄目です。保護者の方からみればみんな同じ保育士なのです。

「私ではわからないので。。。」と言ってしまえば保護者の方も「この先生大丈夫かな?」と不信感を抱かせてしまいます。

できれば「すぐに確認します」と伝え、先輩の保育士に指示を仰ぎましょう

その後、対応が落ち着いてから先輩の保育士に「あの時はどのように対応すればいいですか?」などと聞いてメモをするのがいいと思います。

自分自身や周りの保育士は「新人」と扱ってくれますが、他の人から見れば「保育士」です。

無理をして背伸びする必要はありませんが、やはりそのように見られているということを理解して行動をしていくことは、頭に置いて仕事をするといいと思います。

保育士として初めはどうすればいいの?

初めにまずなにをすればいいのだろう? と思う方も多いと思います。保育士に練習はありません。

実際に生きている子どもたちを預かるのです。

責任はもちろんですが無理に先輩と同じように、とすると失敗してしまうこともあります。

なぜなら、何故先輩がそうしているのかが、新人の頃には理解できないからです。

もちろん目に見えて「この保育士の保育がすごくいいな、こうしたいな」と思うことがあれば、真似からはじめて、吸収していけばいいと思います。

初めはみんな真似からはじめます。現場では中々実際にその場で指導してもらえる事は少ないです。

やはり子どもを見ることが第一であること、また学校や授業と違い現場はその瞬間も動いています。

子どもたちはこちらがちょっとまってね、といっても聞いてはくれないのです。

なので、先輩と同じようにと、りきむのではなく自身のできるところから手をつけていきましょう。

子どもたちにも、ぎこちなくても、あなたが「子どもたちを考えて行動しよう」としていることは伝わります。

なので、まずは、声掛けや、歌を覚えたり手遊び、絵本の読み方、表現の仕方など、技を盗めるところは、しっかりと真似てどんどん吸収しましょう!

そうしていくうちに、何故先輩がこの時にこういう行動をしたのか、何故こうして声をかけていたのか? がわかるようになると思います。

それでももしわからない事があったなら、先輩本人に聞いてみるのもいいと思います。

先輩は後輩の保育士を育てることも仕事のひとつです。分からないところは聞いてしっかりと自分のモノにしてください。

きっとみなさんが吸収していくのをみて、保育士の先輩も嬉しいと思いますよ。

保育士になりたてに不安になること

こちらでは、私が保育士になりたての時に不安になったことを紹介していきます。

子どもとの関わり方

私は初めてのクラス担任が0歳児クラスでした。

実習で少ししか関わったことがなく、初日は子どもたちも大泣きと、私が泣きそうになってました。

先輩は勿論保護者とのやりとりをする為に新人の保育士が子どもと遊んだり気を引いたりしなければなりません。

もうどうしたらいいの!! となりましたよ。

きっとみなさんも初めはそうなってしまうと思います。

必死に実習や授業でした歌や声掛け、廊下に出てみたりと色々とやりました。

子どもたちは決して私たち保育士が嫌いで泣いているわけではありません。

初めて保護者と離れ、不安から泣いているのです。

なので、ひとつひとつ興味を持てるものを一緒に探してみてください。

例えば歌を歌ってだめなら、おもちゃを見せてみたり、もしかしたら抱っこが嫌なのかもしれない、このおもちゃが嫌なのかもしれない。

または周りの子どもたちの様子に感化されてないてしまう子もいます。

大人でもそうですがあったその日にお互いが全てわかるなんてことはありません。

それは勿論先輩の保育士もです。そう見えないのは、先輩たちが「保育の引き出しを沢山持っている」からです。

なので、慣れていないからといって悲観することはないです。

子どもたちと過ごしていく中で共にお互いの事を知っていけるので、子どもたちと触れ合って、一緒にに楽しいことを探してみてください。

保護者対応

子どもたちは良くも悪くも保育士の態度により、心を開いてくれますが、保護者は私たちと同じ大人です。

なかなか本音で話すまでの信用のもとを作るのは難しいです。

ですが、みなさんは相手とお友達になるにはどうしますか? 相手のことを知ろうとしたり、共通の話題を選んで話かけたりと、色々あるとおもいます。

保護者の方も同じです。保護者の方も私たちと同じで不安なのです。

私たちに大切な子どもを預けて大丈夫か。。。? と不安に思っています。

信頼関係はすぐには結べません。それは保育にかかわらず全てのものにいえますよね。

なのでまずは、お友達を作る時のように共通(子どもの様子)の話をしましょう

今日どんなことをしたか、どんな事を楽しんでいたか、少しの時間でいいのです、一言でも添えて伝えれば、保護者の方も「あぁ、この先生はちゃんと子どもを見てくれているんだなぁ」と思ってくれます。

ですが、ここで念頭に置いておかなければいけないのは《保護者は友達ではない》ということです。

友達ではないので、一線はしっかりと守りながら距離をつめて、信頼関係を結んでいきましょう。

連絡帳

学校の授業では、指導案の書き方や、日誌の書き方は教えてくれても、子どもたちの連絡帳をかく、ということは教えてくれません。

私は元々作文や文字を書くのが好きでしたが、それでも初めは先輩に見てもらいながら「ここは○○じゃなくて、△△っていう書き方をしてね」など、指導してもらっていました。

連絡帳なんて書いたことない! と慌てずに、まずは先輩の書いているものを読ませてもらったりして、どのように表現、子どもの様子を記入しているかみましょう。

それを見習いながら少しずつ自分風にアレンジしていくと、だんだんと慣れていきます。書くまではドキドキとしますが、慣れてくると子どもたちの様子を思い出しスラスラとかけるようになるので、心配はいりません。

保育について

子どもたちは慣れない頃は、トイレに行ってもおしっこが出なかったり、ご飯を緊張で食べられなくなったりすることがあります。

これは子どもたちが保育園に慣れていないから起こることが多いです。

それが保護者の方に上手く伝えきれずに、保護者の方を不安にさせてしまうこともあります。そんな時は先輩に声をかけましょう。

どうしても子どもたちの様子を伝えるのに上手く言葉が出ないと思います。

はじめてはみんなそうですので、ほかの先輩の声掛けや話している内容に耳を傾け、この時はこんな風にかえしたらいいんだ、この時はこう伝えてあげればわかるんだ、と日々他の方の保育の仕方、話し方などを学んでいってください。

新人の保育士さんに伝えておきたい大事な事とは?

まずはなんでもひとりで一人前にできなくても、落ち込みすぎないこと。

怪我などは勿論防がなくてはいけませんが、それ以外に子どものあやし方や声掛けなどは、失敗してしまうのは仕方ありません。

先輩の保育士たちもみんな通ってきた道ですので、どんどん色んなことへ挑戦して意欲的に保育に取り組んでいきましょう。

次に、わからないことは、きちんと先輩の保育士に聞きましょう。

はじめの頃はなにをするにも緊張します。失敗をすることもあるでしょう。

わからず勝手に判断することはせずに、先輩、またはほかの保育士に必ず確認してください。

確認を怠ると事故や怪我などに繋がることがあります。

わからなくて、何度も聞くのは申し訳ない。。。という気持ちもわかりますが、その後に事故や怪我を起こしてしまうことの方が大変なことです。

しっかりとわからないことは、何度でも確認しましょう。

周りにはあなたより先輩の保育士が沢山います、保育は一人でするものではありません。誰でもいいので、必ずわからない時は周りに聞きましょう。

最後に、子どもたちへのかかわりや、保護者対応、連絡帳など、今までした事がないことも沢山あるとおもいますが、全部自分一人で抱えずに、大変なら「声」をかけましょう。

声掛けはチームワークにはかかせないものです。あなたが困っているのも、どうしていいか、何をしていいか、声を出して周りに伝えましょう。

ベテランの保育士も、チームワークのため声掛けや、声出しをしています。なので、自分ばかりがわからずに声を出している、とは思わずにチームワーク、子どもたちの情報をを共有できるよう、しっかりと声掛けをしましょう。

如何でしたでしょうか? 以上が新人の保育士の方に知っていてほしい事です。

大変なことや不安なことも多いと思います。それは初めてなので当然です。

自分でかかえこまず、周りには素晴らしい先輩が沢山います。その方々にも相談し、あなたらしい、素敵な保育士へなっていってくださいね。

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