未経験でも大丈夫!保育士の経験者が教える保育園での仕事のコツ

保育士の仕事と一言で言っても、子どもが好きなだけでは務まらない仕事です。
子ども達の健康や安全を確保し、成長を近くで見守れるという、貴重で特殊なお仕事。
その分責任の重さや体力、気力が勝負な仕事なことから保育士をするにあたって、様々な不安があるかと思います。
保育士の未経験者としてあなたが困ったり悩んだりしていることは、ベテラン保育士が未経験時にも同じように経験をしてきています。
少しでも保育士の仕事のコツが掴めるように、わかりやすく紹介していきたいと思います。
この記事の目次
挨拶は笑顔で元気よく
誰もが抱く保育士のイメージは明るく、元気のいい先生です。
園生活は挨拶から始まり、挨拶で1日は終わります。
子ども達も保護者も登園時は、1番に挨拶をしますので子どもたちのお手本になるように元気の良い挨拶を心掛けて下さい。
明るく元気よく挨拶をするか、しないかで保育士のイメージや雰囲気も変わってきます。
常に周りの人に見られる意識を忘れずにしっかりとしましょう。
ぜひ初めは少し恥ずかしいかもしれませんが、自分から進んで笑顔で挨拶をしてくださいね。
掃除は手際よくを心掛けて
保育園は掃除や消毒をこまめに行います。
特に月齢が小さいクラスになれば、その都度保育室を綺麗に保っています。
保育活動も保育を進める先生、保育の補助、掃除やトイレの補助と先生が1日係で分かれている園が多いです。
これは1日の保育の流れがスムーズにいかないからです。
初めのうちは掃除が主になるかも知れませんが、掃除を丁寧にしつつ、手早く行うことが大切です。
掃除に余裕が出来たら、他の保育士の保育を見ながら行ったり、子どもたちに目配りをすることを忘れずに取り組んでみてくださいね。
そして、なるべく掃除に時間をかけすぎないようにするのがコツです。
時間をかけすぎてしまうと子ども達の保育時間に影響したり、子どもと関われる時間も減ってしまうのでにテキパキと掃除を行うように心掛けてみて下さい。
保育の設定は柔軟に
保育士の中で1番大変なのは、保育を設定し進めること。
子どもたちが話を聞いてくれない、保育が上手く進められない、言葉掛けが上手くいかない、未経験の保育士みんなが初めに悩む壁です。
失敗をしても大丈夫です。
初めのうちは沢山失敗をして、先輩保育士に頼ったりわからないことは聞いて下さい。
みんな同じように経験してきているので対処法を教えてくれるはずです。
また先輩や他の保育士の保育を沢山見て学び、それを真似してみてください。自分にあった保育が見つかるはずです。
ただそこで気をつけて欲しいのは、同じ保育内容を繰り返しても、飽きてきたり楽しくなくなってきますよね。
子どもたちの様子を見ながら、保育内容を自分なりに変えたり展開をしてみてくださいね。
また保育の設定に関しては、常に新しい保育を柔軟に取り入れることをおすすめします。
1人1人の子どもとしっかり向き合う
子ども達は未経験の先生、経験のある先生関係なく同じようにあなたと接してきます。
保育士をする中で忘れてはいけないことは、子ども達の命を預かっているということです。
近年では園内の事故も絶えません。子どもの人数の把握、安全を第一に考えることが大切です。
それから、子ども達1人1人と向き合って沢山遊んだり、話をしてあげてくださいね。
遊ぶだけではなく、学ばせることはしっかりと教えてあげること。
子ども達は、あなたのものさしで図りすぎないように気をつけてください。
子ども1人1人成長が違うこと忘れずに。しっかりと関わっていく中で、自然と子どもたちと信頼関係が築かれると思います。
また注意する時は、中途半端にならないように気をつけてください。
何かいけないことをしたり、危険なことをした時に中途半端な言葉掛けをしても子どもたちには伝わりません。
何がどういけなかったのか、そしてその解決法までしっかりと教えてあげてください。
何度も注意をしても、注意されたことをしてしまうのが子どもです。
その都度、子ども気持ちを理解しながら、考えたり理解出来るように関わってあげてくださいね。
保護者の気持ちに寄り添い信頼関係を築く
保護者との関わり方に不安を感じてしまうと思うこともあるかと思います。
保護者との信頼関係を築くには、働いているお父さん、お母さんとしっかり連携をとることだと思います。
ただし短期間の間で信頼関係を築くのはとても難しいです。
毎日子ども達の今日の様子や、良かった事や楽しんでいた事を出来るだけ話せるといいかと思います。
ただ預かってお見送りをするではなく、何か1つでもいいので今日の様子を伝えてあげてくださいね。
保育園に子ども達を預けているお父さんお母さんは、家に帰ってもあまりゆっくり子ども達と関われる時間がありません。
月齢が小さければ自分で上手く伝えることもまだできません。
親子で話せるきっかけを、保育士が作ってあげることも大切かと思います。
そのような配慮をしていくことで、少しずつ保護者との信頼関係を築いていってください。
保護者も子ども達の園の様子を、保育士から話が聞きたいものです。積極的にお話をしていってくださいね。
ピアノは努力次第で弾けるようになる
ピアノが出来ないから保育士が出来ないと諦めていませんか。
確かに得意、不得意があると思います。
しかし、ピアノは毎日必ず練習を重ねれば弾けるようになります。
得意な人と比べると、弾けるようになる期間は長いかもしれません。
しかし、保育士をしていてピアノが苦手な保育士は意外と多いのです。
みんな練習を重ねて弾けるように努力をしたり、休みの日にピアノ教室に通う保育士もいます。
苦手だとなかなか練習する気になれない事もあるとは思いますが、ピアノは練習した分だけ成果が出ます。
子ども達と楽しく歌が歌えるように少しずつ毎日コツコツと練習をしてみてくださいね。
未経験者向けの仕事のコツまとめ
- 挨拶は笑顔で元気よくする
- 掃除は手際よく
- 保育の設定は柔軟に行う
- 1人1人の子どもとしっかり向き合う
- 保護者と信頼関係を築く
- ピアノは弾けるようになる
これから保育士として、仕事をする人はぜひコツを掴んで実践してほしいと思います。
保育士の仕事には、他にも書類制作や製作物、行事の準備など沢山あり、やることが多くて大変な仕事でもあります。
しかし大変な分、子ども達と関わりながら自分も成長出来るとてもやりがいのある仕事ですよ。
