子どもが大人にプレゼント?保育園での勤労感謝とは?

勤労感謝の日とは、毎年11月23日に勤労を尊び、生産を祝い、互いに感謝しあう日として祝日と定められ日のことです。
保育園でも11月23日の前に、働いている人たちに感謝していろいろな事を行います。
ここでは、どのような事をするのかをご紹介したいと思います。
何のために勤労感謝をするの?
日ごろ自分たちの為に働いているお父さんやお母さん、野菜やお米を作ってくれている農家の方、手紙を運ぶ郵便局員、病気や火事の時に駆けつけてくれる救急隊や消防隊、困った時に助けてくれる警察官など働く人へ感謝の気持ちを持ち表現します。
また、これをきっかけに将来したい仕事へのイメージへもつなげていけるようにします。
どんな事をするの?
0歳~2歳児の場合
0歳~2歳児はしない園が多いです。
行ったとして、保育園で働く職員へのプレゼントを作って渡すぐらいでしょう。
3歳児の場合
3歳児は、保育園で働く先生たちをはじめ、一番身近なお父さんやお母さんのお仕事にも興味を示し、最年長児が職場訪問で渡すプレゼントを作ることで感謝の気持ちを表現します。
またお店屋さんごっこなどへ発展し実践することもあります。
4歳児の場合
4歳児は、保育園で働く先生をはじめ、働く人たちへ感謝の気持ちを込めて、最年長児が職場訪問で渡すプレゼントを作り感謝の気持ちを表現します。
グループで保育園内をまわり、先生たちにプレゼントを渡したりする園もあります。
5歳児の場合
5歳児は、どんな仕事があるのかクラスで発表したり、自分が将来なりたい仕事について発表したりする園もあります。
また近隣の市役所などで実際に働く人の姿を見るという職場訪問を行い、メッセージを読んだり歌などの発表も行ったりする園もあります。
どんな準備をするの?
視聴覚教材
どんな仕事か口で言っても子ども達はイメージをしにくいので、イメージがしやすいように絵や写真を準備することが大事になります。
職場訪問で渡すプレゼント
職場訪問に向けて、各クラスでプレゼントを作るための案を出し決定し準備します。
プレゼントは子ども達が作ったオリジナルカレンダーを作る園が多いようです。
職場訪問での出し物
最年長児は職場訪問で披露する発表や歌などの練習をしたりするので、その曲名を決めたり練習を行ったりします。
訪問する職場への事前予約
大事なのは職場訪問に突然お邪魔するのではなく、事前に連絡することがとても大事です。
職場訪問ってどんなところに行く?
市役所
市役所ではどんな事をするのかを職員に話をしてもらいます。
庁舎内を見学させてもらうこともあります。
郵便局
郵便局ではどんな事をするのかを職員に話をしてもらいます。
手紙を仕分けしている様子や、ポストの中を見せてもらったり手紙を運ぶバイクや車を見学させてもらったりします。
また、保護者の協力の元、おじいちゃんやおばあちゃんあてに書いたハガキをポストに入れるなどの体験をしたりする園もあります。
消防署
消防署ではどんな事をするのか職員に話をしてもらいます。
消防隊の制服を着せてもらったり署内を見学したりすることもあります。
また、救急車や消防車に乗せてもらったりすることもあるかもしれません。
職場訪問中に緊急出動というハプニングにも出くわすかもしれません。
警察署
警察署ではどんな事をするのか警察官に話をしてもらいます。
困った時には、近くの交番に行くことや知らない人に声かけられた時の対処法を教えてもらえるでしょう。
またパトカーや白バイなどに乗せてもらえるかもしれません。
JRなどの公共交通機関
駅やバス停留所などが近くにあれば行く園もあります。
駅では電車を見たり、バス停留所ではバスに乗ったりできるかもしれません。
勤労感謝をする上で注意すること
職場訪問は事前に予約をする
それぞれの場所では、それぞれお仕事をしています。
突然訪問しても、迷惑になってしまいますので、必ず事前に連絡をし職場訪問の意図などを説明し協力のお願いをしましょう。
その時限りにならないようにする
勤労感謝の日だけの行事とならないように、勤労感謝後も働く人に興味を持てるようにしなくてはいけません。
消防署や警察署などは制服もあるので、子ども達はイメージしやすいですが、スーパーでお仕事をする人、掃除をする仕事をしている人、病院や公園などにも働く人がたくさんいますので子ども達に伝えることを忘れてはいけません。
まとめ
このように勤労感謝の日を前に、働く人たちへ興味を持ち感謝の気持ちを持つことは、将来なりたい仕事へも繋がって行きます。
自分たちが生活するために必要な物を作ってくれている人や、安全や便利な生活のために働いている人がたくさんいる事を知り、子ども達自信も大きくなったら誰かのために働くことをイメージ出来るようにしていきたいものです。
また、お父さんお母さんがお仕事を頑張っているから、洋服も買ってもらい好きなお菓子も買ってもらい、おもちゃも買ってもらえることに感謝し、物を大事にすることへ繋げていけたらよいですね。