このページでは保育士の服装について紹介しています

保育士の服装にもTPOはある?保育園での格好で気をつけること

日常の保育士の服装は、園によって方針があるので、まずは園の方針に従うことが一番です。

園によって制服があるところもあります。

またエプロンがみんな一緒や上に着るものは白、ズボンは白か黒の綿のパンツ、靴下は白のみなど決まっているところもあります。

ここでは、保育士の服装にも行事や場面によって違うこともあるということをご紹介していきたいと思います。

日常保育の時の服装

ジャージやトレーナー・Tシャツやパーカーなど動きやすい服装を保育着にしている園が多いです。

フード付きのパーカーやトレーナーは、振り向いた時など視界を遮ったり音を遮断したりする可能性が高いため、危険察知に敏感になるために禁止している園もあります。

行事の時の服装

運動会・発表会・保育参観など保護者や外部の方が来る行事の際には、おそろいのTシャツやトレーナーに黒のジャージや黒のパンツを指定されているとこがあるようです。

また指定の服がない園などは、色を統一する所が多く見られます。

ひと目で職員と分かるような配慮と一体感を出すためにも、統一した服を指定している園が多いようです。

入園式や卒園式などの式典の服装

入園式や卒園式などは日常の保育の服装というわけにもいきません。

これも園によりますがフォーマルスーツだったり、入園式であれば春らしいスーツ、卒園児の担任であれば袴だったりもするでしょう。

研修の時の服装

園内での研修は通常保育の服装、視察を兼ねた他園での研修は園のお揃いの服、座学タイプの研修はラフすぎない格好など、これも園によって違うでしょうが、遊びに行く時のようにカジュアルな格好とは行かないでしょう。

園の一員として参加するのですから、やはり研修の内容や場所を考えた服装選びをする必要があります。

座学のときであればスーツまでとは言わなくても、少しだけフォーマルにしておくのが無難です。例えば、ブラウス・カーディガン・スカートのような組み合わせですね。

保育士の研修時の服装

また、少し体を動かす必要のある研修であれば、ジーンズなど動きやすい服装がいいですね。

体を動かす研修の服装

服装を選ぶ時のポイント

動きやすく、汚れても良いもの

中にはスカートがOKな園もあるようですが、ズボンが無難でしょう。

子ども達と走りたくてもスカートでは走りにくかったり、遊具や施設設備にひっかけたりする可能性が高いのでジャージや綿のパンツなど動きやすいものが良いでしょう。

また汚れたり破れたりするのが憚れるような高級な服やお気に入りの服だと、汚れたり破れたりが気になって保育どころではなくなります。
子どもと遊ぶのに汚れるから遊ばない選択はできません。

鼻水や涙やよだれがつくから、子どもは抱っこしないというわけにもいきませんので、汚れたり破れたりしても良い服を保育着にしましょう。

装飾がないもの

服にスパンコールやビーズ、ボタンなどの装飾物がついているものは、破損して落ちる可能性があります。

破損して落ちた装飾物が保育室に落ちると、小さな子は拾って食べるなど誤飲事故に繋がってしまいます。

またボタンが破損して角が尖っているなどした場合、落ちたボタンのかけらを踏んで怪我をしてしまったり、抱っこをしたり、すれ違った際に子どもの体に触れるなどして怪我に繋がる場合もあります。

ですので、保育着はそういった事故を防ぐためにも装飾がないものを選ぶ必要があります。

またヒモがついたものも子ども達の体に巻き付くなどの事故も起きかねませんので、気を付けたほうがよいでしょう。

露出度が低いもの

夏の暑い日は薄着をしたいですね。

保育室のエアコンの使用を必要最低限に指導されている園もあるでしょう。

そんな時はなるべく涼しい恰好をしたいものです。

ですが、首から胸元にかけたデコルテを強調した露出度の高い服装は、避けた方が良いでしょう。

パンツもローライズなど下着や腰まわりの肌が見えるのも保育着には向きません。

保護者の中には、男性を刺激する服装をしている保育士を好ましく思わない方のほうが多いようです。

また、それらの露出を隠そうと手で押さえたり気にしたりすることで、動きを制御されてしまいます。

動きを制御されると子どもたちに危険が迫った際に守ることができません。

露出度は低いものを選ぶようにしましょう。

保育士の服装にもTPOがある!

保育士は園内だけでも行事に合わせて、服装を選ぶ必要があります。

園内だけでなく研修や他園に行くこともあるので、それに合わせた服装をすることが大事になってきます。

保育着ひとつとっても、選ぶポイントがありますので気を付けて選びたいものです。

また、Tシャツやトレーナー、パンツなどの糸がほつれたりしているのを放置していると、それを子どもが引っ張った際に怪我をしてしまいます。

保育着を着る前に、衣服の破損やほつれがないかチェックしてから着用するように気を付けた方が良いです。

上記では行事に合わせた服装や保育着を選ぶときのポイントをご紹介しましたが、園によって通勤の際に保育着を着て通勤してはいけないなどもありますので、園の方針に従う方がよいでしょう。

また電車で通勤する場合に保育着で通勤するわけにも行きません。

通勤の際も保護者や地域の方々は見ていますので華美でない服装をすることは大事です。

保育士の乱れた服装や華美な服装を見る事で、大事な子どもを預けるに値する園であるか判断されることもあるので、園の一員としての意識を高く持った服装選びを心掛けたいものです。

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