保育士試験に合格するための勉強方法とは?

保育士になるには厚生労働大臣の「指定保育士養成施設」を卒業するか保育士試験に合格することの2種類があります。
時間がなくて学校に通うのが難しい場合は、保育士試験を選ぶことになると思いますが、合格率は2割と狭き門なのです。
これから保育士になるために勉強を始めたいという方向けに保育士試験に合格するための勉強方法をご紹介します。
この記事の目次
目標とする受験日を決めて計画を立てる
すぐに参考書片手に勉強に入りたいところですが、まずは受験日を確認しそこから逆算してどのように勉強していくか決めましょう。
もし、あなたが1日1時間程度の勉強時間を確保し、1ヶ月1科目づつ習得するというという割り振りにすると筆記試験の科目は9科目なので9ヶ月の勉強期間が必要です。
保育士資格での9科目は以下となります。
- 保育の心理学
- 保育原理
- 児童家庭福祉
- 社会福祉
- 教育原理
- 社会的養護
- 子どもの保健
- 子どもの食と栄養
- 保育実習理論
もちろん、多くの時間がとれるのであれば勉強期間を短くするなどして調整しましょう。
計画を立てたら実際に勉強を始めますが、予定をできるだけ崩さないように注意しましょう。
勉強の期間を長く設定すればするほどモチベーションを維持するのは大変です。
体調が悪い日や飲み会などがあり勉強できない時もあるかもしれませんが、しっかりと勉強の進捗を確認しつつ調整していきましょう。
この記事では筆記試験の勉強法を紹介していますが、実技試験もありますので実技の練習も必要です。
テキストを読んでインプットをする
保育士試験までのスケジュールができたら早速勉強していきます。
まずは知識をつけていく必要がありますが、テキストを読んでそれをそのまま暗記しようとすると中々難しいですよね。
暗記が得意な人であればいいですが、そうでなければまずは暗記を意識せずに読み進めてしまいましょう。
こちらも期間を決めて毎日テキストを読みます。
この毎日テキストを読むというのが重要です。
少しづつでも毎日続ける事で意識はしていないですが、確実に頭の中には入っていっています。
実際に問題を解く時に解答できなかったとしても「テキストのあそこのページでこの解答を見た気がする」という感覚が大事です。

問題集を使ってアウトプット(解答)することになれる
テキストを一通り読み終わったら早速問題集を解いていきましょう。
最初は当然わからないところがたくさんでてくると思いますが、まずは自分がどこをわからないのかを把握することが大事です。
自分のわからないところを把握したらもう一度テキストを読みます。
この問題集を解く→わからないところをテキストから探す、というルーチンを繰り返す事で確実に力がついていきます。
わからないところが多い時はそれだけでストレスになってしまいますが、誰でも最初はそんなもんなのでリラックスして気楽に勉強しましょう。
ある程度、知識がついてきたら過去問を解いてみて、問題なければ予想問題集を解きます。
こちらであまり正解率が悪かったらまたいつものルーチンに戻ります。
合格ラインは全科目でそれぞれ100点満点中、60点なので8割程度を平均して問題なく解けるようになればほぼ間違いなく保育試験を合格することができます。

マークシート方式のテストのコツ
保育士試験はマークシート方式にて行われますので、マークシート形式のテストのコツをご紹介します。
ここで紹介するのはマークシート方式におけるある程度の法則のようなものなので、しっかりとした知識をお持ちの方は読む必要はありません。
解答に迷いが生じた時に参考にしてみてください。※あくまで正解の確率が高いだけであり、正解であることを保証するものではありません。
長すぎる文章と短すぎる文章は正解ではない確率が高い
正解は簡潔かつ誤解のないように文章が作られているので、文章量がちょうどいい感じにまとめられていることが多いです。
同じキーワードが複数の選択肢にあったらそのいずれかが正解の確率が高い
知識が曖昧な人に対してのひっかけ問題のような答えが用意されている事があり、同じキーワードで似たような文面が並んでいることがあります。
「絶対に」「必ず」などの強い言葉で限定している場合は正解ではない確率が高い
どのジャンルでもそうですが、例外というものはほとんどの場合においてあるものです。
違うものだけを選ぶ場合は複数の正しい選択肢は矛盾しない
1つだけ違っているものを選ぶ問題の場合は他の正しい選択肢に矛盾が発生しないので、解釈の違いだけで同じような内容の選択肢が複数あることがあります。
保育士試験に合格するための方法まとめ
保育士資格は合格率2割という難関国家資格ですが、計画を立ててその計画どおりに勉強すれば必ず合格できます。
計画どおりに勉強を進めるというのは自分との闘いでもあるので、もし勉強が面倒に感じたり、モチベーションが下がってしまった時はなぜ自分が保育士になりたいのを考えてみることをおすすめします。
結局は保育士になりたいという気持ちの強さに比例して勉強にも身がはいるものですので。
